国内自動車メーカーの2021年度決算は、乗用車7社の営業利益合計が前年比51%増となる4兆6827億円にのぼり、トヨタなどは過去最高益を更新する好決算となった。
そして自工会は「成長・雇用・分配への取組み」を今年の重点テーマに据えて従業員への「分配=賃上げ」に注力し、トヨタは春闘で異例の「期日前満額回答」を出すなど、自動車メーカーの成長と分配に関しては順風満帆にみえる。
しかし、経済団体連合会(経団連)の調査によると、2022年夏の賞与は大手企業全体の中での自動車業界の妥結額はあまり良いとは言えない結果だった。
文/福田俊之、写真/トヨタ、経団連、AdobeStock
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