■スポーツ編
●30歳未満のプロ野球の関心率…47%
清宮、大谷効果で半数ほどに浸透していますよ!
国技、大相撲と並んで、日本の国民的スポーツといっていい野球。30歳未満のプロ野球関心率=47%、という数字にも表われ、若い世代にも定着。今年は清宮&大谷で盛り上がってますから(大谷は去年まで日本のプロ野球選手)。
ちなみに「50代以上の関心率は28%」。オヤジたちのほうがプロ野球離れ!?(ヤフー調べによる「そのスポーツへの関心率」より・男女合計)
●30歳未満のJリーグの関心率…41%
プロ野球より低いのは正直意外です
お次はJリーグ、どうなんじゃろか? 30歳未満の関心率は41%と、プロ野球よりも低い。プロスポーツとしてプロ野球より歴史が浅く、そのぶん若者度は高いと思ったのでやや意外な結果だ(ヤフー調べによる「そのスポーツへの関心率」(男女合計)より)。
●40歳未満の大相撲の関心率…32%
ちなみに「30歳未満」になると18%まで下降
ヤフー調べによる「そのスポーツへの関心率」(男女合計)で紹介。まず40歳未満の大相撲への関心率がこの数字。意外と高いし、関心を持つ35%が女性という驚きの結果に。
●20代のプロレスの関心率…15.9%
プロレスをテレビや会場で見たことあります?
各世代へ「プロレスをテレビや会場で見たことがありますか?」(2016年調査)と聞いたところ、20代男性は上記の数字。最高値は60代男性で61.6%。が、最近の新日本プロレスは若者にも人気で、東京・後楽園ホール開催ではチケットが取れない試合もあるという。
●大相撲の新弟子比較…33.2%
あの「平成4年」に比べると最近の新弟子数は激減
大相撲の若者といえば「新弟子」。平成以降は平成4年が最も多く年間で223人。直近の29年は74人と激減。比較すると33.2%まで減少。若者は大相撲を避ける傾向か。
平成4年は新弟子の「関取昇進率」が10%を超えるなど、豊作年。空前の若貴ブームが要因。
●競輪・観客の20~30代比率…10.2%
宝クジより一攫千金のチャンスは高いハズ!?
やや古いが生活情報センターによるデータ(2015年)。お客の20~30代比率は10.2%と低め。ちなみに、40~50代=29.7%、60歳以上=60.1%と、“60歳以上の花園”といった感じ。
■その他編
●東京23区、15~29歳の人口減少率…52.3%
若者、大都会に馴染めないってよ
東京都心から若者が減少、という噂を聞き、統計局データを見るとでてきたのが上の数字。これ、なにげに響く数字じゃないですか。
1970年から2015年の45年間、東京23区の総人口は+4.9%だが、15~29歳の人口はマイナス52.3%。特に20~24歳は63.1%の大幅減。人口の若者減に加え、家賃高騰により郊外に住み始めているのが要因。
23区のなかでも新宿区や渋谷区、港区といった“さらに都心”ではさらに若者層が減る傾向とのこと。逆に65歳以上は+322.1%の増加だという。
●地方公務員試験・競争倍率…12.1%
景気が上向きだと公務員の競争倍率は下がる?
名古屋市の場合、行政一般(試験区分)では、平成29年度/受験者数857人・合格者数71人=12.1倍。平成24年度/受験者数1269人・合格者数113人=11.2倍。5年間倍率はあまり変わらないが、受験者数が大幅減。若者度低化の傾向だ。
●歌舞伎・観客の20~30代の比率…13.2%
若者の伝統芸能離れは確実に進んでいるようです
この数字は、東京銀座・歌舞伎座の前売り券のデータ。全体に占める割合で見ると、20~30代は13.2%と(やはり)低い。スーパー歌舞伎など、さまざまな工夫で若者など新しい客層を獲得しようと動いているようだけど、若者層獲得への道は平坦ではなさそうだ。
ちなみに歌舞伎座の前売り券販売、女性の比率が72%と高い。
●大学生の将棋ルール理解率…46.2%
羽生さん、藤井さんの影響が強いか!?
「マイナビ学生の窓口」による大学生(男女)向けの調査結果。「将棋のルールを知っていますか?」との問いに「はい」と答えたのが46.2%。ルールを知っている=将棋に関心がある、という認識でこの数字を若者度にしたい。羽生竜王や藤井六段が与えた影響はかなり大きいだろう。
●大学生の囲碁ルール理解率…33.7%
3人に1人は関心あり
こちらも「マイナビ学生の窓口」よりの数字。大学生(男女)へ「囲碁のルールを知っていますか?」と聞いたところ「はい」と答えたのが33.7%。50代の担当は五目並べしかルールは知らないが、今の学生は3人に1人が知っていると高い割合。7冠独占し、国民栄誉賞となった井山裕太九段の影響もあるだろう。
●大学生の麻雀ルール理解率…26.2%
「四暗刻も大三元も知っているし、ツモる!?」
続けて「マイナビ学生の窓口」よりのデータ。数字だけ見ると低い感じだが、4人に1人は知っているということ。さらに男性のみなら52%。テストも国士無双のごとくもちろん高得点ですよね?
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【中高年が馴染まなかった分野に侵入するという現象もあり!】
最後に中高年が意外なところに流入中! という動きをご紹介。
まずは「ダンスブーム」。隊列を組んで踊る激しいジャズダンスが60代以上の女性に人気。筋力の衰えをカバーするとともに神経が鍛えられる効果もあるという。
「ポケモンGO」大ブームもすっかり沈静化したが、50~60代中高年層の間では今もしっかり定着。「休日、家にいてもやることがないし、歩くので健康のためになる」がハマる理由だそうだ。なるほど理にかなっているかもしれない。
また、全国各地の「フリーペーパー」ではシニア向け版が次々と創刊中。読者も増加中で相乗効果あり。フリーペーパー=若者というイメージはもはや昔の話なのかもね……。
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……以上、いろんな業界、いろんな趣味の世界のなかの若者の比率(若者度)を探ってみたが、立ち飲み屋利用数や囲碁ルールの理解度など、意外と高い若者度であることが判明。
他業界に負けじと、クルマ業界の若者度も上げていきたいものであります!
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