RAV4っていつからトヨタの看板車種になったん!? 一時国内撤退も快進撃がスゴすぎっ

■逆に新鮮で人気回復か? ゴツゴツ感と原点回帰ニーズが要因

2019年に復活を遂げた現行型トヨタ RAV4。無骨で力強いデザインで人気となった
2019年に復活を遂げた現行型トヨタ RAV4。無骨で力強いデザインで人気となった

 RAV4が人気を回復させた理由は2つある。ひとつはSUVが人気のカテゴリーになり、需要が増えたことだ。しかも現行ハリアーの登場は2020年だから、2019年の時点では設計が古く、新型のRAV4がハリアーのユーザーからも注目された。

 2つ目の理由は、RAV4のデザインとコンセプトだ。開発者のコメントにもあった通り、現行RAV4は「アクティブで力強い」。そこに人気が集まった。ちなみに近年のSUVでは、都会的なワゴン風の車種が大幅に増えて、ユーザーは飽食気味になっていた。

 そのためにSUVに原点回帰のニーズが生まれ、悪路向けSUVのような雰囲気を併せ持つ現行RAV4に人気が集まっている。輸入車では生粋の悪路向けSUVとされるジープ・ラングラーも好調に売られている。

 つまり3代目以降のRAV4も、相変わらず海外向けに開発されたが、国内市場にもアクティブで力強いデザインを好む傾向が生まれ、現行RAV4が注目された。

 それでも2022年1~6月におけるSUVの販売ランキングは、1位がライズ(1か月平均が7560台)、2位はヤリスクロス(同6780台)、3位はカローラクロス(同5310台)と続き、上位はコンパクトな車種が独占する。RAV4(同2540台)は、価格の割には堅調だが、上位には食い込めない。

 人気車となった初代RAV4の考え方を受け継いで絶好調に売れている今日のSUVは、5ナンバー車のライズだ。復活した現行RAV4は、SUVの原点回帰に応えて好調に売れてはいるが、初代RAV4と今のライズには勝てない。日本のユーザーや市場との親和性が、初代RAV4やライズよりは強くないからだ。

【画像ギャラリー】華麗によみがえったアクティブSUV!! 国内販売終了から不死鳥の如く復活したトヨタ RAV4の歴史(15枚)画像ギャラリー

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