■04 歩道走行上等【中国編】
最後は中国。中国汽車工業協会の統計によると、2021年度の国内新車販売台数は2627万5000台。そのうち日本車のシェアは21.1%。外資系ではトップだ。
中国での一般乗用車の平均年間走行距離は約4万kmと長め。高速道路網が整備されているのが要因と思いきや、話は単純ではない。
高速利用料金が日本以上に高額なことに加え、バリバリの共産党時代には都市間移動が厳しく制限されていた名残があり、クルマで遠出するということは少ないという。
だが、愛車を持つとほぼすべての日常生活の移動がクルマとなる傾向で、年間走行距離もつい多くなるようだ。
そして運転マナー。以前は逆走や歩道走行(マジですか!)、信号無視などの無法ぶりは日常茶飯事だったが、大都市では多少改善されている。
特にスピード違反の取り締まりが強化されているようで、以前のような暴走はめっきり減っている。
また、中国では日本でいう県境に地元の公安(警察)が勝手に“関所”を設け、“通行料”を取っているといった話も聞いたことがある。
都市伝説かもしれないが……!?
【番外コラム】アメリカで体験した驚きのクルマがらみ話(by小林敦志)
アメリカの砂漠内を通る道を走っていた時、少々気になりクルマを停め、ラジエターグリルを見ると、無数のバッタの死骸がついていた! それを落としていると、何か気配を感じたので目をやると……コヨーテがこっちを見ていた。
殺気を感じたのでクルマをすぐに走らせた。後日ロサンゼルスの知人に話すと、「砂漠で不用意にクルマを停めると襲ってくることがあるので注意が必要です。このあたり(LA郊外)も“野良コヨーテ”がいて、夜間に時々クルマから降りた人を襲っていますよ」と。アメリカ、恐ろしい。
【画像ギャラリー】あれ? 逆に行ってみたくなっちゃいました?? 各国のクルマ事情をギャラリーで時短チェック!(11枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方