■立派な外観と十分な室内空間/ホンダ N-BOX(2017年8月デビュー)
日本で最も多く売られている車種がN-BOXだ。軽自動車だから運転しやすくて税金も安く、背の高いボディで外観は立派に見える。エンジンは補機類の配置を含めて縦長に設計され、ホイールベースも軽自動車で最長の2520mmだから、車内の前後長に余裕がある。
4名乗車時でも快適で、後席を格納すると広い荷室になる。燃料タンクを前席の下に搭載して、路面から荷室床面までの高さを470mmに抑えたから、自転車を積む時も前輪を大きく持ち上げる必要はない。内装は上質で車内は静かだ。しかも先代型の販売も好調で、現行型への乗り換えも多いから、売れゆきが伸びた。
次期モデルの情報は入ってきていない。2024年以降の登場か? 続報を待て。
●年別販売台数
・2017年:21万8478台
・2018年:24万1870台
・2019年:25万3500台
・2020年:19万5984台
・2021年:18万8940台
・2022年:8万168台
●主な改良履歴
・2019年10月…ホンダセンシング性能向上、リアカメラ性能向上ほか
・2020年12月…ホンダセンシング性能向上&標準装備ほか
・2021年12月…EPB、ACC追加ほか
●価格情報
・新車価格:144万8700~225万2800円
・中古車相場:59.5万〜259.8万円
■全高を抑えながらもスライドドア搭載 柔和な印象も後押し/ダイハツ ムーヴキャンバス(2016年9月デビュー)
次期型が7月5日に正式発表され、販売店では予約受注を開始した。
現行型には在庫車もあり、有利な条件で買える。そしてムーヴキャンバスは、ムーヴ全体の60%前後を占める人気車だ。
人気を高めた一番の理由は、全高をタントに比べて100mm低く抑えながら、後席側のドアをスライド式にしたこと。外観に丸みを持たせ、フロントマスクも柔和な印象に仕上げた。
「スライドドアは欲しいが、全高が1700mmを超える背の高いボディは不要」と考えるユーザーの間でも人気を得て、堅調な売れゆきに結び付いた。スズキも刺激を受けて、ライバル車のワゴンRスマイルを開発した。
●年別販売台数
・2016年:2万9053台
・2017年:7万6732台
・2018年:7万4326台
・2019年:6万8487台
・2020年:5万7183台
・2021年:5万8342台
・2022年:1万9039台
●主な改良履歴
・2017年9月…スマートアシストIII搭載ほか
・2018年8月…お買い得なリミテッドシリーズ設定、パノラマモニター等標準装備ほか
・2020年2月…特別仕様車VSシリーズ設定
●価格情報
・新車価格:143万~171万500円
・中古車相場:49万〜220万円
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