フリード デリカD:5 XV…「指名買い」したい唯一無二の魅力ロングセラー車5選!!

■悪路走破性 ディーゼル 3列目の足元空間/三菱 デリカD:5(2007年1月デビュー)

 三菱の小型/普通車で、最も多く売られている車種がデリカD:5だ。

 2007年に発売、2019年に大きな改良を実施して、内外装、動力性能、安定性、燃費、安全装備などを大幅に進化させた。

 そしてデリカD:5には、複数の特徴がある。まずミニバンでは、悪路走破力が最も高い。最低地上高に余裕を持たせ、4WDにもロックモードが備わり、SUVと同等の走破性能を実現させた。

 エンジンは直列4気筒2.2Lクリーンディーゼルターボを搭載する。低回転域から3.5Lのガソリンエンジンに相当する駆動力を発揮する。

 軽油価格の安さもあり、燃料代も抑えられる。ディーゼルを選べる国産ミニバンは、デリカD:5とグランエースのみだ。

 さらに全長が4800mm以下のミニバンでは、3列目シートの足元空間が最も広い。これらの特徴により、デリカD:5は中古車市場でも人気が高い。そのために高額で売却できるから、前期型のユーザーが後期型へ乗り換えることも多く、好調な売れゆきが保たれている。

 次期モデルはルノー・日産・三菱アライアンスのプラットフォームを使うことが予想されるが、次期モデルの情報は今のところ入ってきていない。しばらくは現行型の改良が続けられるだろう。

●年別販売台数
・2007年:2万7340台
・2008年:1万8607台
・2009年:1万5629台
・2010年:1万6852台
・2011年:1万3319台
・2012年:1万3455台
・2013年:1万3871台
・2014年:1万2199台
・2015年:1万1107台
・2016年:1万814台
・2017年:1万2969台
・2018年:1万3502台
・2019年:1万8141台
・2020年:1万1157台
・2021年:1万4790台
・2022年:6116台

●主な改良履歴
・2011年12月…新型2Lエンジン搭載、アイドリングストップ標準装備ほか
・2012年12月…クリーンディーゼル追加
・2019年2月…ビッグマイナーチェンジ。ディーゼルモデルのみに。新デザイン「ダイナミックシールド」採用 ほか
・2019年12月…e-Assist改良ほか
・2020年12月…オートワイパー搭載ほか
・2021年12月…新色追加

●価格情報
・新車価格:391万3800~448万9100円
・中古車相場:22.8万〜579.8万円

■実用装備充実ながら割安な価格が人気の秘密/スバル XV(2017年5月デビュー)

2017年にデビューしたスバル XV。立体駐車場に入る全高と、高い最低地上高で悪路走破性も高い
2017年にデビューしたスバル XV。立体駐車場に入る全高と、高い最低地上高で悪路走破性も高い

 インプレッサスポーツをベースに開発され、全高は1550mmに抑えたから、SUVでも立体駐車場を使いやすい。

 重心が低く、走行安定性も良好だ。インプレッサに近い感覚で運転できる。

 その一方で最低地上高は200mmを確保したから、悪路のデコボコも乗り越えやすい。

 着座位置は適度な高さで、乗降時には腰の移動量が少ない。中高年齢層のドライバーにも優しい。

 このほかボディサイズのわりに後席が広く、さまざまな機能が優れている。しかも1.6Lエンジンと4WDを搭載する1.6i-Lアイサイトは、実用装備を充実させて、価格は233万2000円と割安だ。そのために高い人気を保っている。

 2019年に初公開された「アドレナリンコンセプト」がXVの次期モデルの可能性あり。

●年別販売台数
・2017年:2万3001台
・2018年:2万6645台
・2019年:2万5993台
・2020年:2万72台
・2021年:1万5764台
・2022年:4425台

●主な改良履歴
・2018年10月…e-BOXER追加ほか
・2020年9月…大幅改良。デザイン変更、サスペンション改良ほか
・2021年12月…ファブリック+フロントシートヒーター設定ほか

●価格情報
・新車価格:220万~295万9000円
・中古車相場:126.8万〜345万円

次ページは : ■立派な外観と十分な室内空間/ホンダ N-BOX(2017年8月デビュー)

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