新型コロナがいまだかつてないほど猛威をふるっている。とはいえ、3年ぶりの行動制限なしの夏休みということで、遠出を予定している人も多いと思う。実際、高速道路も観光地も混雑が予想されている。
ウイズコロナと言われても、やっぱり気になるのが新型コロナの感染リスク。マスクをして、密を避けて、手指消毒を徹底したとしても、感染者がどこに潜んでいるかはわからないため、感染100%を防ぐことは困難……。
そこで知っておきたいのが、いかにして新型コロナウイルスが体内に侵入してきた時に、それに打ち勝てる体になるための術だ。カギとなるのは「免疫力」。今回は、免疫力を下げない、高めるためにはどうしたらいいのかを検証していきたい。
文/斎藤由紀子、写真/写真AC
【画像ギャラリー】新型コロナに負けるな! 免疫力を下げるNG運転&免疫力アップ法(10枚)画像ギャラリー免疫力が新型コロナウイルスとの戦いの勝敗を分ける!
免疫とは、新型コロナウイルスだけではなく、体内に侵入してきたさまざまなウイルスや菌を退治したり、変異した細胞を攻撃してがんなどの発症を防ぐシステムだ。
免疫は、自然免疫と獲得免疫に大別される。自然免疫は、ウイルスが体内に侵入するとすかさず攻撃をしかけて感染を防ぐ働きを持つ、水際対策のための免疫。NK細胞(ナチュラルキラー細胞)やマクロファージという言葉を耳にしたことがある人も多いと思うが、これらが自然免疫だ。戦闘力はさほど高くないというのが難点だが、自然免疫の力が強い人は水際で退治できるウイルスの量が多いため、発症、または重症化リスクを下げることができる。
ちなみに、日頃から風邪をひきやすいような人は自然免疫の力が弱い可能性が高いため、注意が必要だ。
もうひとつの獲得免疫とは、自然免疫で退治しきれなかったウイルスと戦う戦闘力の高い免疫。ただし、すでにウイルスと戦った自然免疫からそのウイルスに関する情報を受けてからではないと働き始めることができないため、ウイルスを攻撃し始めるまでに時間がかかるというのが欠点。そして、獲得免疫がウイルスとの抗戦を開始すると、発熱などの症状が出る。
運転中にイライラすると免疫力は低下する
精神的・肉体的ストレスは免疫力を低下させる要因のひとつ。強いストレスを感じた直後には免疫力が一気に下がることが医学的にも証明されている。つまり、イライラしている時には感染リスクも高まるということだ。
特に、休憩なしに長時間運転をするなどの肉体的ストレスは免疫力低下に直結するので避けたいところだ。
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