プリウス11月末で生産終了か? ハイブリッドのパイオニアは新世代へ突入する

プリウス11月末で生産終了か? ハイブリッドのパイオニアは新世代へ突入する

 2015年12月に登場した現行型の4代目プリウス。今年で登場から丸7年となり、近々モデルチェンジが濃厚なクルマの一つだ。トヨタハイブリッドの番頭でもあるプリウスが、どのような進化をするのか、その変貌には楽しみしかない。

 そうした中、現行型プリウスの動きを掴んだ。これは、プリウスのフルモデルチェンジへ向けた準備と見られる。次期型プリウスは、いつ登場するのか。取材から判明した情報を手掛かりに、新型登場の時期を占う。

文/ジョー城ケ崎、写真/TOYOTA、ベストカー編集部

※著者独自の取材で7月末現在の情報です

【画像ギャラリー】キーポイントは「12月」!! フルモデルチェンジへ向けた準備を始めたトヨタ プリウス(7枚)画像ギャラリー

■現行型はオーダー終了! 次なる動きは?

2015年12月に登場した現行型の4代目トヨタ プリウス
2015年12月に登場した現行型の4代目トヨタ プリウス

 4代目プリウスの最終的な仕様変更は、2021年6月の一部改良および特別仕様車ブラックエディションの発表だ。その後は改良の動きが無く、新車納期が半年程度で落ち着いていた。

 2022年に入り、春先までは販売を続けていたものの、他車種の改良に伴うオーダーストップに紛れ、現行型最終オーダーは、ひっそりと終了している。7月中旬現在、オーダーは止まったままであり、再開の時期なども発表されていない状態だ。

 スケジュールを見ると、フルモデルチェンジをするのはほぼ間違いないが、その時期や内容はすべて「未定」のまま。トヨタ販売店でも全く先が見えない状況だという。こうした中、プリウスに新しい動きが出てきた。

■4代目生産終了日が判明! フルモデルチェンジへの準備が始まる

 筆者の取材で新たに明らかになったのが、現行型プリウスの最終生産日だ。入手した情報によると、プリウスが11月30日、プリウスPHVが10月31日をもって現行型の生産を完全に終了する。つまり、以降は4代目プリウスの生産は行われないということだ。工場のラインは新型の生産準備に入る。

 一般的な流れで行けば、現行型の最終生産日から1〜2か月でフルモデルチェンジした新型の生産開始(つまりは発表・発売)となるはずだ。この通例で行けば、新型プリウスの登場は2022年12月末~2023年1月末の間にあると考えていいだろう。

 過去のモデルチェンジや改良の時期を見ると、プリウスが好きなのは「12月」だ。

 初代プリウスが「21世紀に間に合いました」と登場したのが1997年の12月、3代目プリウスにプラグインハイブリッドモデルが追加されたのが2009年の12月(翌年1月に発売)、2011年12月にはSツーリングセレクションG’s(現在のGR SPORT)が登場している。

 現行型の4代目が登場したのも前述のとおり2015年12月であり、4代目のマイナーチェンジは2018年の12月に行われた。

 これだけ並ぶと、プリウスが12月に動かない方が違和感である。

 先日のクラウンと同様に、発表と発売(オーダー開始)を別々にした登場も考えられるだろう。これらを踏まえて、筆者としては「12月末ごろ発表」、「翌年1月末ごろ発売」を、プリウスの今後の動向として予想する。

次ページは : ■ハイブリッドが当たり前になった今、プリウスはどう変わっていくのか

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