■テレマティクスサービスを使うか? やっぱり最後はJAFへ相談?
新型車に多く搭載されるテレマティクスサービスでもトラブル対応は可能だ。ディーラーでも純正のコネクティッドサービスを使って、緊急連絡をするように呼びかけている。レクサスオーナーズデスクや、Honda Total Careなど、こうしたサービスは24時間365日動いているのが売りだ。
自動車保険会社が提供している通信サービスもある。ドラレコと連動した通報サービスが中心となるが、保険会社では困った時にどのような対応をしてくれるのか、この機会に確認してみるのも良いだろう。
しかし、これらの通信サービスでは、話を聞いてくれて車両運搬などは行ってくれるものの、その場で修理対応などは行われないことが多い。バッテリーやタイヤトラブルなどに対応するためには、JAF等のロードサービスの手を借りる必要がある。
ディーラーのHPにも「当店が休業中はJAFロードサービス救援コール 0570-00-8139 をご利用ください」と記載されているケースも多い。最後の砦となるのはやはりJAFなのだが、お盆期間中は救援要請が多く、すぐには来てくれないだろう。
様々なホットラインを作っておき、困った時に頼れる場所を多く持っておくことが、お盆休みのトラブルに対する安心につながる。
■トラブル発生! クルマを運ぶのは「いつものディーラー」でOK?
不幸にも実際にトラブルが発生し、クルマが動かせなくなってしまった場合にはどうしたらいいのだろうか。軽微なトラブルであれば、カー用品店等で対処できることもある。いつものディーラーが閉まっている場合は、近くの開いているカーショップに相談するといい。
また、トラブル時に安心してレッカー移動を依頼できるように、代替交通手段の準備も重要となる。自動車保険のレンタカー特約は、こうしたトラブルで大活躍だ。契約に入っていなければ、特約の付保を検討してみて欲しい。
そして、マイカーが自走できなくなったが、代替交通手段のレンタカーも手配できて帰宅はできそう。あとは故障したクルマをどこに運ぶかを決めるだけというときに、レッカーの無料搬送距離を知っておくと便利だ。
JAFの場合は会員の無料レッカー搬送距離は15km以内と決まっている。同一県内でも、普段使っているディーラーに輸送するのは難しいケースも多い。このときに使ってほしいのが、自動車保険のレッカーサービスだ。
会社によって様々だが、大手損保では最大100kmまでのレッカー移動を無料で行うところもある。ディーラーが休業中の車両保管や、お店の間を移動する際にも利用できることがあるので、頼りになる存在だ。
普段のお店が近くに無い場合には、まずは同じ販売会社のお店へ入れる。それもできなければ、同一メーカーの開いているお店に相談するのが良い。最終的には店舗間の連携で、慣れ親しんだディーラーにクルマが移動できるはずだ。
クルマを使う機会が多いお盆の時期だが、ディーラーはお休みでトラブル対応が難しい時期。出発前の事前点検整備の他にも、ユーザーに出来る準備はある。お盆も後半戦のUターンラッシュに向けての危機管理対策は、今のうちに済ませておこう。
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