【番外コラム】モータースポーツ界はなぜターボが主流になったのか
2014年から始まった1.6L、V6ターボエンジンを使ったハイブリッドF1パワーユニット。
それまでのNAのV8エンジンからターボへ変更をしたのはパワーユニット(PU)の近代化、つまりSDGsを目指して、エンジンのダウンサイジングで石化燃料の絶対燃焼量を減らすという形を選んだ。しかし小排気量ではF1的高出力は得られず。
そこでターボ過給によって高出力の維持を狙った。またターボを使って高圧縮リーンバーンを実現し燃焼効率を上げればハイパワーだけでなくCO2も削減しSDGsの目標に合致する。結果高出力は維持されるので近代モータースポーツでは最も選ばれるユニットだ。
と、ここまではF1PU-ターボの建前でSDGsに取り組む真摯な態度を装っている。
しかしその裏にはターボエンジンとハイブリッドテクノロジー、ダウンサイジング等での技術開発を謳えば、大自動車メーカーが興味を示す。事実メルセデス、ルノーを筆頭にホンダ、そして近未来的にフォルクスワーゲン・アウディグループの参加も言われている。
F1PUは巨大メーカーをF1へ誘う「撒き餌」でもあったわけだ。
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