ドイツ車はもはやアンビエントライトが当たり前?
前述したキャデラックのCTSは、筆者の調べた限りもっとも早くアンビエントライトを取り入れたクルマの1台といえるが、その後、アンビエントライトの採用を強力に推し進めたのはメルセデス、BMW、アウディという「ジャーマン3」だったように思う。2010年代に入るあたりから各社が続々と採用に踏み切り、いまやメルセデスではAクラス、BMWではブランド違いながらMINIといったエントリーモデルにまで採用が進んだ。ちなみにフォルクスワーゲン・ゴルフも7代目からアンビエントライトを採用している。
ちなみに日本車では、2013年にマイナーチェンジしたレクサスLSが、グローブボックス付近にLEDを使った間接照明を取り入れ、以後じわじわと採用が進んでいる。2019年にはマイナーチェンジしたスカイラインがディーラーオプションとして採用、現在ではトヨタ・ハリアーやスバル・レヴォーグ、日産アリアなど、各社に設定車がある。
自動運転などが実現していく今後は、車内のリビングルーム化がいっそう進み、アンビエントライトはもちろん、より多彩な室内照明が登場するだろう。すでにロールス・ロイスには星空のような天井を再現するプラネタリウムのような装備があるが、イラン・カラムの言葉通り、今後は照明が重要なデザイン要素となることは間違いない。
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コメント
コメントの使い方ちなみに日本車では、2013年にマイナーチェンジしたレクサスLSが、グローブボックス付近にLEDを使った間接照明を取り入れ・・・
とあるが、7年遡る2006年登場の3代目MPVでは既にアッパーグローブボックスにブルーの間接照明が標準装備(のちにディーラーOP)されていたのだが。先進すぎて当時はまだ世間受けしなかった。
記事を書くならよく調べてからにしてほしい。