新型クラウンセダンはFR? マツダ6との共同開発説は真実か? 幻か?

■新型クラウンセダンの最上級グレードはFCVモデル?

上がFR駆動のMIRAI(水素自動車)、下がクラウンセダン。フロントフェンダーアーチからフロントドア前端までの寸法、Aピラーの寝かせ方、ルーフ形状、フロントおよびリアのオーバーハングなどプロポーションは実によく似ている
上がFR駆動のMIRAI(水素自動車)、下がクラウンセダン。フロントフェンダーアーチからフロントドア前端までの寸法、Aピラーの寝かせ方、ルーフ形状、フロントおよびリアのオーバーハングなどプロポーションは実によく似ている

 そして最大の注目なのが「セダン」だ。プロポーション的にも3台のほかのクラウンとは違い、完全なFRセダンである。「プラットフォームは現行モデルと同じGA-Lながら、このGA-Lの最新版はMIRAIやレクサスLSなどと共通」となるとこのクラウンセダンは、頂点に水素エンジンモデルも備えたFRセダンとなる可能性もある。

 歴代クラウンは、トヨタの持てる最新技術が投入されてきた。水素を使ったFCVはすでにMIRAIがあるが、これによりFCVが普及したかといえば、インフラ整備の遅れもあり、そうでもない。

 これをブレークスルーするためにはクラウンというビッグネームが必要と考えれば、新しいクラウンセダンの役割が見えてくる。

 レクサスLSに迫るサイズ感、黒塗りが必要とされる官公庁向けへの環境面でのアピール、古くからのクラウンファン、そうした層を取りこぼさないために、クラウンセダンがある。

 今年前半、ディーラー関係者の間でマジェスタ後継車がある、という証言が得られたが、実質的にこのクラウンセダンがマジェスタをもカバーする上級モデルとなる。

 こうしたことを総合的に俯瞰してみると、マツダのFRプラットフォームは残念ながら、クラウンに使うことはありえなかったということがわかる。

【画像ギャラリー】クラウンセダンのプラットフォームはMIRAIと共通!? ということは……? 登場が待ち遠しい新型トヨタ クラウン各タイプ(11枚)画像ギャラリー

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