中国車って輸入できたっけ? 紅旗やBYDが続々と上陸するワケ

中国車って輸入できたっけ? 紅旗やBYDが続々と上陸するワケ

 海外のクルマを日本へ輸入するには、保安基準や排ガスの値が日本の法規に合致しているかを証明する必要がある。この手続きは結構面倒なため、やりとりを簡素化する協定を結んでいる国が多いのだが、そこに含まれていないのがアメリカと中国。とくに中国のクルマは輸入の歴史が浅いため、ナンバーを付けることは事実上不可能とまで言われてきた。

 ところが2021年、第一汽車のフラッグシップ「紅旗H9」の日本販売が始まったし、黒船BYDの上陸もニュースになったばかり。テスラのモデル3なども現在は上海工場製だ。

 なぜ中国車は日本でナンバーが取得できるようになったのか。自動車ビジネスに詳しい桃田健史氏のレポートをお届けしよう。

文/桃田健史、写真/加藤ヒロト(中国車研究家)、Adobestock、ベストカーWeb編集部(トビラ写真=Comofoto@Adobestock)

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