■検証結果と結論
ナビ機能としてはカーナビが優秀だったが、実用レベルだったAndroid AutoとCarPlay。交差点の詳細表示はむずかしくとも、走行車線の案内を目立たせたりGPSが不安定な際の挙動を改善すれば、もっと使い勝手がよくなるだろう。
検証① ルートと実際の走行時間
1位 Android Auto(5点)……提示された距離 9.1km、予想所要時間 30分 → 結果 39分
1位 カーナビ(5点)……提示された距離 9.5km、予想所要時間 17分 → 結果 31分
3位 Car Play(4点)……提示された距離 8.6km、予想所要時間 16分 → 結果 38分
カーナビが最短で目的地に到着したが、所要時間の見積もりが甘いためAオートと同点とした。
検証② 走行中の使い勝手
1位 カーナビ(5点)
2位 Android Auto(4点)
3位 Car Play(3.5点)
Aオートは走行車線表Aオートは走行車線表示のUIの改善を期待したい。カープレイはGoogleマップが使えるようになるまで我慢。
検証③ GPS(位置情報の精度)
1位 カーナビ(5点)……誤認識 0回
2位 Car Play(4点)……誤認識 1回
3位 Android Auto(3点)……誤認識 2 回
Aオートは車が向いている方向がしょっちゅう揺れるため、一番点数を辛くした。やはりカーナビが一番使いやすい
検証④ そのほかの機能について
1位 Car Play(7点)
2位 Android Auto(6.5点)
3位 カーナビ(5点)
多機能っぷりはカープレイやAオートがカーナビより上。カープレイの方がアプリが多いため多いため0.5点上乗せした
* * *
結論としては、Aオートやカープレイはカーナビよりは案内機能の質は低いが、充分実用レベルにはあるというのが結論だ。Aオートやカープレイは、クルマの楽しさを広げてくれる素晴らしいツールだ。どんどん進化していってほしい。
むしろ課題は扱う本人の滑舌の進化かもしれない!?
【番外コラム】 ギガが足りないと使い物にならない!?
ギガが足りないとは、月内に通信をしすぎて契約通信量の上限に到達し、速度制限がかかっている状態のこと。これを書いている企画担当も20日頃にすでにギガが足りず通信制限がかかっている状態だ。貧乏は本当に辛い。キャリアによって違うが、速度は128kbps程度にまで抑えられてしまう。
この通信制限がかかっている状態だと、Aオートやカープレイのナビ機能は使い物にならなかった。通信制限がかかった状態で目的地を検索すると、10秒ほど待たされてルートが表示される。ただし、地図がまったくダウンロードされていない状態。ニョロニョロとした線が表示され、時間が表示される。
なので、月末に通信制限がかかるようなスマホの使い方をしている人は、余裕のある通信容量プランに変更するといい。おすすめは使ったぶんだけ料金を支払うプラン。現在の3大携帯キャリアの料金プランの場合、ドコモとauは最大20GB、ソフトバンクは50GBまで段階的に容量と料金が上がっていくプランがある。
格安SIMを使っている場合、大手キャリアと比べて通信速度がそもそも遅い。通信速度が1Mbps程度出れば地図アプリも実用レベルで使えるのだが、12時や18時といったピーク時間に人口密集エリアにいると、格安SIMは1Mbpsを下回る場合がある。一時的に快適に使えなくなる可能性もあるので覚えておいてほしい。
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