■世界に誇る軽自動車ではやっぱり軽バンだ!!
日本でしか販売されない軽自動車は当然ながら日本市場への配慮は入念。本格4WDのジムニーや、小さいけどしっかりスポーツカーしてるS660までが揃う「日本車で一番面白い」とも感じるジャンルである。
軽自動車からはちょっと意外なところから1BOXカーのエブリィを選んだ。軽1BOXカーは「限られたサイズで最大のスペースを得ながら衝突安全性を確保するには四角いボディに短いノーズを加えるしかない」という明快なコンセプトを持つ。
それだけに4人が乗ってもタップリ荷物が詰め、使ってみると「これほど便利なクルマはない」と感じるほどで、ターボ車を選べば高速道路でも動力性能に不満はない。
そんなクルマが乗用仕様のワゴンでも150万円程度で買え、かつ商用仕様(かなり乗用に近い仕様のターボ車もあり130万円程度)なら維持費も激安なのだから、実用性だけなら世界一なのではないだろうか。
加えてキャンピング仕様や最低地上高を上げたリフトアップ仕様にするなど遊び方の幅も広く、クルマとしての趣味性が意外に高いのも嬉しい。
弱点は高速道路などでの走行安定性がよくないのと、自律自動ブレーキの性能が非常に低いことで、前者は構造的に仕方ないにせよ、後者には関しては早急な軽乗用車との共有化による性能向上を望みたい。
この他にもミニバンをはじめ、探してみると魅力ある日本専売車というのも意外にある。それだけに今後登場するクルマには「日本でも売るなら日本のこともちゃんと考えてほしい」と強く思う。
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