【ジムニー CX-5 ヴェゼル…】 300万円で買える! 衝突軽減ブレーキで選ぶSUV決定戦

MAZDA CX-5

価格帯…249万4800〜352万6200円

・クルマ評価……9
・自動ブレーキ評価……10
・緊急自動ブレーキの検知対象……クルマ・人(昼)
・JC08モード燃費……14.2〜19.0km/L
●2L直4 ●2.5L直4 ●2.2L Dターボ

今年の2月に年次改良を受けたばかりのCX-5ながら、2.5Lガソリンターボ仕様を追加するタイミングで自動ブレーキもバージョンアップさせてくる。内容はCX-3と基本的に同じ。レーダー+単眼カメラを使うモービルアイ社のシステムで、現行型でもJNCAPの試験では停止車両に対する自動ブレーキは安定して50km/hをクリア。遮蔽物あり歩行者も子どもダミー40km/h、大人ダミー45km/hと申し分のない性能を持つ。新しいバージョンは夜間の歩行者も検知できるようになるから素晴らしい!

●対歩行者・遮蔽物あり → 子ども40km/h クリア

SUBARU フォレスター

価格帯…280万8000〜309万9600円

・クルマ評価……8
・自動ブレーキ 評価……8
・緊急自動ブレーキ の検知対象……クルマ・人(昼)
・JC08モード燃費……14.6〜18.6km/L
●2.5L水平対向4 ●2L水平対向4HV 

スバルの最新モデルであるフォレスターに採用されているアイサイトver.3は、残念ながらレーザー+単眼カメラを使い夜間の歩行者も見えるマツダのシステムや、シンプルな単眼カメラながらマツダに肉薄する性能を持つ日産、今後SUVにも採用を広げる「月夜の暗さですら歩行者が見えるトヨタのセーフティセンス」に及ばない。

抜本的な性能向上を行いアイサイトver.4に昇華させるのか、トヨタのシステムを導入するのか不明ながら、そろそろアイサイトver.3は限界だと思う。

HONDA ヴェゼル

価格帯…207万5000〜292万6000円

・クルマ評価……7
・自動ブレーキ評価……5
・緊急自動ブレーキの検知対象……クルマ・人(昼)
・JC08モード燃費……19.6〜27.0km/L
●1.5L直4 ●1.5L HV

レーダー+単眼カメラのホンダセンシングなのだけれど、ボッシュのシステムを使うCR-Vのホンダセンシングより古い国産メーカー製。この世代は測距精度も低い。私も自分でステップワゴンに乗っていたためわかります。停止している車両に対する自動ブレーキが50km/h対応になっていることのみ合格。

同じ世代のシステムを使っているフィットの場合、遮蔽物ありの歩行者に対する試験を忌避している。おそらく対応できていないということなんだろう。過剰な期待はしないこと。

SUZUKI クロスビー

価格帯…176万5800〜214万5960円

・クルマ評価……5
・自動ブレーキ評価……6
・緊急自動ブレーキの検知対象……クルマ・人(昼)
・JC08モード燃費……20.6〜22.0km/L
●1LターボHV 

ジムニーとまったく同じコンチネンタル社製の赤外線レーザー+単眼カメラを使ったコスパの高いシステム。クロスビーはJNCAPで試験対象になっており、停止している車両に対し50km/hノーブレーキのまま接近し自動停車している。遮蔽物ありの歩行者も子どもダミーは試験忌避しているが、大人ダミーなら30km/hとコンチネンタル社製のシステムの標準性能を引き出せており合格点。

しかし、夜間の歩行者に対応していないので今後のバージョンアップが望まれる。

●対歩行者・遮蔽物あり → 大人35km/h クリア

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