なぜ新燃費基準「WLTCモード」導入で車選びが変わるのか?

■まとめ…WLTCモードはユーザー側の「見る目」も重要だ

今回のテストでわかったことは「WLTC燃費は実燃費とかなり近い数字」だということだ。「市街地モード」、「郊外モード」、「高速道路モード」と利用条件に応じた燃費も表示されるので、とてもユーザーフレンドリーなルールと言える。

WLTCモードが導入されたら、ユーザーは利用状況に応じて、自身にとって燃費がいいクルマをより正確に選べるようになる。なので、クルマを「見る目」が重要になってくるわけだ。

クルマ好きとしては、WLTCモードはいい酒の肴ではないだろうか。よりクルマが楽しくなった

例えば軽自動車。軽自動車は市街地、郊外であれば低燃費だが、高速での燃費が悪い。今までのルールだと、高速道路の利用が多いユーザーが「燃費がいいから」と軽自動車を買うと、実際には燃費がよくなかったという状況が発生した。

今後は「高速道路モード」の数値をみればよいわけだが、「自分は高速道路の利用が多い」ことを認識したうえで、「高速道路モード」の数値を見れば、正しい選択ができるようになる。凄くいいことだ。

パワーユニットによって得意な走行状況は変わる。一般的なガソリン車の場合、市街地→郊外→高速道路の順で燃費がよくなるが、ハイブリッドの場合は市街地と高速道路の燃費は同程度、クルマによっては高速道路のほうが数字が悪いものもある。

クルマのことがより理解できるルールとも言えるだろう。

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