アンタが大将! GRヤリスは最新・最強・完全無欠のホットハッチ
「現行の国産車で一度は乗ってみたいホットハッチは?」と聞かれたら、トヨタ純血のロードゴーイングカーである“GRヤリス”と答える人が大半だと思う。
なぜなら、そのハイパフォーマンスぶりはモータースポーツの世界で証明済みであり、WRC(世界ラリー選手権)においては2019年から3年連続でドライバーズタイトルを獲得に加え、昨年はマニュファクチャラーズ・ドライバー・コドライバーの3冠も達成。2022年シーズンも圧倒的な強さを見せているのだ。
そんなGRヤリスは、「モータースポーツ用の車両を市販化する」という逆転の発想で開発されたトヨタ初となるモデル。トップグレードのRZ、廉価グレードのRS、競技ベースグレードのRCという3グレードで構成されるが、卓越した走行安定性と圧倒的な加速、気持ちいいエンジンの伸びが体感できるRZのスペックは圧巻!
272psの最高出力と37.7kgmの最大トルクを発生する小型軽量の直3 1.6リッターインタークーラーターボエンジンのG16E-GTS、多板クラッチによる前後駆動力可変システムを採用したスポーツ4WDシステムのGR-FOUR、スムーズな変速をアシストする6速インテリジェントマニュアルトランスミッションなどの専用装備の充実ぶりもクルマ好きにはチョ~が付くほど魅力的!
GRブランドじゃなくたって十分ホットなカローラ スポーツ
2018年6月に発売されたカローラ スポーツも高いパフォーマンスを備える現代ホットハッチの一台。
そのエクステリアはTNGAプラットフォームの採用による低重心かつワイドなスポーティシルエットなどによって、踏ん張り感のある佇まいを強調。そんなスタイリッシュでスポーティなビジュアルもさることながら、116psの最高出力を発生する1.2リッターの直噴ターボエンジンは低速域から幅広い回転域で最大トルクを発生。ボディ開口部に環状骨格構造を採用した高剛性ボディの恩恵もあって、安定感の高い走りも実現している。
2018年8月には、6MT搭載モデルも新たに設定。ちなみに、この6MTには誰もがマニュアル操作を楽しめるよう、変速操作と発進操作をアシストするインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)が採用されている。
iMTとは、コンピュータがドライバーのクラッチ操作&シフト操作に合わせて最適なエンジン回転数になるように制御するもので、スムーズな発進をサポートするとともに、ドライブモードセレクトでSPORTモードを選択すると走行中の滑らかな変速をアシストしてくれる優れモノ。2022年後半に発売が予定されているGRカローラじゃなくても、イマドキのカローラは十分ホットなのだ。
“昭和のホットハッチ”の雰囲気を感じさせるスイフトスポーツ
2017年9月に発売されたスイフトスポーツこそ、往年のホットハッチの流れを汲んだ一台と言っても過言ではない。
140psの最高出力を発生する1.4リッター直噴ターボエンジンがもたらす力強い走りが痛快すぎるスイフトスポーツは、約200万円というリーズナブルな車両本体価格に見合わない充実の装備が何とも魅力!
例えば、基本性能の向上や軽量化に貢献するプラットフォーム“HEARTECT”の採用をはじめ、ギヤ比のクロスレシオ化とショートストローク化でダイレクトなシフトフィールが心地良い6MT、従来のATの概念を覆すスポーティな6AT、コーナリング時のロールを抑制しつつ不快な突き上げ感も解消したモンロー製ストラット&ショックアブソーバーなど、誰もがスポーティな走りを体感できる専用のチューニングがなされているのだ。
さらに、スポーティなエキゾーストサウンドに仕上げられた排気系をはじめ、吸気系、冷却系、懸架系などもスイフトスポーツ向けに専用設計が施されている。
ノーズを前方にせり出すことで躍動感を表現したフロントビューが存在感をアピールするエクステリアも先代モデルから空気抵抗を約10%低減……とスイフトスポーツはもはや文句のつけようがない、現代を代表するホットハッチなのだ。
コメント
コメントの使い方カローラスポーツの現行モデルはめさもう1.2のターボもMTも無いですよ。
新モデルの情報書いてるのに情けない。
ホットハッチは2種類だけじゃないですか…。ノートオーラをそうるすのは、アクアやプリウスG’s(GR sport)をホットハッチと呼ぶのと同じことですよ。
カローラやデミオ(2)も無理がありすぎ。MTが楽しい語気味良いハッチバック、でいいじゃないですか。それにも値打はありますし、ホットハッチ括りにするのが正義なんて昭和価値観。