「よくて当たり前の期待を超えたGクラス」/鈴木直也
改めて見ると、本家COTY 10ベストから漏れたクルマのほうがむしろ個性派ぞろい。そのなかからクルマ好きにとってどれも乗って楽しいクルマを10台選んでみた。
選考基準は「楽しいクルマ」というモノサシ。もちろん、実用性やコスパも加味するけれど、本家COTYよりクルマ好き濃度の濃い配点を心がけた結果がコレだ。
トップのジムニーは、久々に出てきた「乗るだけで笑顔がこぼれる」クルマ。たぶん、皆さん同じような配点をしているんじゃないでしょうか。次点のアルピーヌA110は、初代A110に乗っていたという個人的な思い入れもあって、つい多めに配点。1点のクルマが多いのは、それでワリを食ったせいです。
セレナe-POWERとN-VANの下はどれも高級車ゾーンだが、ベンツGクラスに唯一2点を与えたのは、出来のよさに一番ビックリしたから。1000万円級のクルマはよくできていて当たり前だが、その高い期待値を軽々超えるのが今度のGクラスだ。以下、1点勢もみんな得がたい魅力を備えている。
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もうひとつの10ベストカーは下表のとおりに決まった。本来10ベストに順位はないものだが、便宜上、選者の皆さんに採点もしてもらったので、その点数も発表しておく。
今年1年、皆さんの記憶に残ったのは、どんなクルマだっただろうか? 2019年も魅力的な新車が数多く 登場することに期待したい。
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