■運用方法は販売店にお任せ? 抽選か早い者勝ちのどちらを選ぶのか
RXの割り当ては、販売店の規模や過去の販売台数、保有オーナー数などから配車枠が算出される。この枠で決められた台数を、販売店がどのように売るのかは、店舗にお任せとなるようだ。
早いところでは、既に「予約販売の予約」をスタートしているお店もあり、SNSなどでは「RXの予約できた」という投稿も増えてきた。ただ、全国すべてのレクサス販売店が、同時にRX販売の扉を開いているわけではない。
具体的な各店舗への配車数はトップシークレット。その販売方法も、先着順にすべきか抽選にすべきか、今もなお迷い、考えを巡らずお店が多い。
日に日に増え続ける問い合わせに現場は対応を迫られるが、何も決まっていないお店(販社)も多く、「まだわかりません」と回答するしかないスタッフには苦労の跡が見える。購入希望のオーナーは溢れかえっているようで、いかにして対応するのか、難しい判断が迫られている状況だ。
配車枠の全体台数もだが、配車されるクルマのグレードなども制限がかかるという。4種類のパワートレインに対して、ベースグレード、version L、F SPORT Performanceといったグレードが設定されるが、今回の初期受注にあたる抽選販売及び販売店向け配車枠では生産されないグレードがあるという話も聞こえてきた。
グレードごとに細かく配車数が決められるようで、いずれにしても運営は困難を極めるだろう。
■抽選販売以降の通常販売開始は未定
4年超と言われるLXの納期、さらには販売の旗艦を担うNXも人気沸騰で注文停止を余儀なくされた。RXについても、通常通り発表・販売と進んでいけば、NXの二の舞になることは明らかである。
したがって、製造・販売現場の混乱を抑えるためにも、今回の抽選販売については一定の評価ができる。ただ、通常販売開始の見通しは立っておらず、販売の正常化はまだ先となりそうだ。
転売対策を行うため、販売店には売ったクルマの厳重な管理を求めるだろう。お店とオーナーの絆が強いレクサスだから、約束破りの転売は行われないと思うが、売る側も慎重にならざるを得ない。
メーカー管理となる一般枠については、クルマの所有権管理がカギとなるため、ローンやKINTOを使い、強制的に所有名義に制限をかけることも十分に考えられる。どのような対策がとられるのかは、今後の発表を待ちたい。
約1か月後にはスタートするRXの販売。レクサスの舵取りはどうなるのか、その手腕が試される時だ。
【画像ギャラリー】最近の新車購入はクジ運が試される!? 2022年11月17日、レクサス RXまずは500台が抽選販売開始!!(22枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方NXで車線維持機能のスイッチを入れても左の車線を踏んでしまうのが
RXでも同じと思われる。車線中央を走る車が欲しいが、待っていれば
BEVになってしまう。諦めてこの車での抽選後の順番待ちで石の上にも
3年待つほかないだろう。