■ガソリン&ディーゼルモデルともにハイブリッド化!!
注目のパワーユニットはどうなるか。現行シリーズは直列4気筒2.7リッターガソリン、直列4気筒2.8リッターディーゼルエンジンから、電動化の流れに沿いハイブリッドが採用される。
ディーゼルモデルは、ディーゼルターボに2モーター、リチウムイオンバッテリーを組み合わせたディーゼルハイブリッドとなる。これによって燃費を大幅に向上させながら、滑らかで静かな走りを実現させている。
ガソリンユニットはすでにトヨタが搭載車を設定している2.5リッターか2.4リッターターボのいずれかを選ぶことになる。従来の2.7リッターのハイブリッド化はコスト高となるので選ばないと思われる。
2.5リッターはハリアー、RAV4、2.4リッターターボはクラウンに搭載している。車重を考慮すれば2.4リッターターボがベストマッチングといえるだろう。従来ユニットはガソリンNAを残す可能性がある。現行モデルはディーゼルよりもガソリンのほうが国内では販売台数が半分以上を占め、多いからである。
グレード構成はディーゼルがTZ-G、同Lパッケージ、TX、ガソリンはLパッケージ、TXを引き継ぐ。現行シリーズでは特別仕様車の「オフロードパッケージ」が設定されているが新型では一旦廃止となり1~2年後の一部改良時に改めて復活させる戦略になるだろう。
安全対策、利便性の向上はランドクルーザー300、RAV4並みに進化、充実させる。T-コネクトナビ画面は現行7&9インチから12.3インチの大型液晶画面が選べるようになる。
パートレインのハイブリッド化、クオリティアップ、利便性向上、安全対策強化によるコストアップで車両本体価格従来モデルに比べて50万~100万円の値上げとなる。
現行モデルは生産枠を消化した販社についてはオーダーストップになっているが、枠を残している販社では受注を受け付けているところもある。
首都圏にあるトヨタ店でランクルプラドTX Lパッケージ2.8リッターディーゼル7人乗り(車両本体価格499万7000円)に、
有料色のホワイトパールクリスタルシャイン、7.5J×19インチアルミホイール、ルーフレール、T-コネクトナビキットブラインドスポットモニター、ボディコーティング、盗難防止フレームセット、フロアマット、サイドバイザーなど合わせて75万円強のオプション&付属品を付けた値引き込み、法定、法定外費用を含めて総額625万円強と出た。
初回の値引き提示額は30万円程度という(地域、時期によって値引き額は異なりますので参考程度に考えてください)。
■これまでのバックオーダー分が着々と登録中
この9月におけるランドクルーザー300、ランドクルーザープラドの登録台数は4182台で前年同月比67.5%の大幅な伸びとなっている。このうちランクル300は約1000台、残りの3000台強はランクルプラドとなっている。
両モデルともオーダーストップで販売を停止しているのだが、これまでの多数のバックオーダー分が生産、納車しているので、数字的には好調に売れている状況なのである。
おそらく2023年夏頃のデビューから3カ月ほど前から事前受注が始まることが予想される。発表時にはすでに相当数の予約が入り、納期が2年以上になる可能性が高い。いち早く欲しい方は早く行動したほうがいいだろう。
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