おっさんホイホイ! 20代にはとうてい理解できない「運転方法&めっちゃ懐かしい装備」

■20代のキミ、これわかりますか?→こんなのつけて意味あるんですか?【水中花のシフトノブ】

水中花シフトノブという名称が浸透しているが、正式名称は「アクリルノブ」。2022年現在においても根強い人気を誇り、さまざまなデザインの水中花シフトノブが売られている
水中花シフトノブという名称が浸透しているが、正式名称は「アクリルノブ」。2022年現在においても根強い人気を誇り、さまざまなデザインの水中花シフトノブが売られている

 これも流行りましたなぁ。1975年頃に発売され、その後は一部ドライバーの間でスマッシュヒットした「縦長のアクリル製シフトノブの中に水中花が仕込まれている」というタイプの交換用シフトノブだ。1979年に大ヒットした松坂慶子さんの『愛の水中花』も、このシフトノブのヒットに貢献したのかもしれない。

 これの“元祖”を作っていたメーカーさんは、もう水中花シフトノブの生産と販売をやめているようだが、一部の他メーカーはまだ作っている模様。またネットオークションには「当時物」の水中花シフトノブが出品されていたりもする。

■20代のキミ、これわかりますか?→千羽鶴? 前よく見えないでしょ【フラワーレイ】

ハワイを感じさせるフラワーレイ。当時、ハンドルやシフトノブ、CDチェンジャー付きのカーオーディオに変えるのが定番だった
ハワイを感じさせるフラワーレイ。当時、ハンドルやシフトノブ、CDチェンジャー付きのカーオーディオに変えるのが定番だった

 よく覚えていないのだが、あれは1980年代だっただろうか? 「ルームミラーから何かしらを吊り下げる」というムーブメントが、サーファーか、陸サーファーか、今でいうマイルドヤンキーっぽい人々の間で流行していた。

 なぜかハワイ調のフラワーレイだったり、ヤシの木の形をした芳香剤などがぶら下がっていて、ダッシュボードの上にちゃちなヤシの木のオブジェを置いたり、大量のぬいぐるみを置いていたドライバーもいた。

 最近の若い人はマジメなので、「……そういったモノは運転の妨げとなるから危ないですね」とクールに思うはず。そのため、これに関してはもうブーム再燃はないだろう。ただ北関東あたりに行くと、今なお一部で見かけるような気はする。

■20代のキミ、これわかりますか?→おっさんくさいカバー?【レースのシートカバー】

エレガントな柄が特徴のエンブロイダリーレースを使用。気品あふれるデザインで、ラグジュアリーな室内空間を演出。クラウンクロスオーバー用ハーフシートカバー(ラグジュアリータイプ)。価格は1台分5万2800円
エレガントな柄が特徴のエンブロイダリーレースを使用。気品あふれるデザインで、ラグジュアリーな室内空間を演出。クラウンクロスオーバー用ハーフシートカバー(ラグジュアリータイプ)。価格は1台分5万2800円

 課長と課長補佐が居酒屋で「昔、親が新車買うとなぜか必ず付けてたよな、レースのシートカバー!」「そうそう! いや懐かしいですなぁ!」なんて話で盛り上がっていても、隣で聞いている入社2年目の森島翔太くん(仮名・24歳)は、ただポカーンとするばかりであろう。

 とはいえメーカー純正オプションとしての「レースのシートカバー」はまだまだごく一部での需要があるようで、メーカーのアクセサリーカタログにはしっかり記載されている。

 例えばトヨタの場合、高齢者に人気のカローラ アクシオに、車名ロゴ刺しゅう入りのレース製「ハーフシートカバー(税込み1万3200円)」が用意されているだけでなく、比較的若い世代に人気のカローラ ツーリングにも、車名ロゴ刺しゅう入りのレース製ハーフシートカバーは用意されている。

 そしてなんと、やたらとスタイリッシュになった新型クラウンクロスオーバーにも、レースのハーフシートカバーは用意されている!

 1台分で税込み5万2800円となる新型クラウン用ハーフシートカバー(ラグジュアリータイプ)を付けている新型クラウンを今後もしも見かけたら、筆者はありがたさのあまり、手を合わせて拝んでしまうかもしれない。なーむー。

【画像ギャラリー】そのドラテク、あの装備、若いクルマ好きには分からないかも!? 懐かしの装備&アクセサリーたち(6枚)画像ギャラリー

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