■九島辰也が選ぶベスト3はこれだ!
そうそう、ウブロとフェラーリの関係は外せない。「テクフレーム フェラーリ トゥールビヨン クロノグラフ カーボン イエロー」(2017年、限定70本、1449万円)は、フェラーリ70周年を記念して生まれたモデルだ。それだけではない。その翌年には時計デザイナーではなく、フェラーリのデザインチームがケースのモデルを発表したこともある。
そんななかで個人的な趣向に合うのが、ブルガリとマセラティのコラボ「オクト レトロ マセラティ グランルッソ」と、レンジローバーヴェラールをイメージしたゼニスの「エル・プリメロ レンジローバー ヴェラール」。これ見よがしではないところが、大人のシックなコーディネートに似合う。特にブルガリとマセラティという、イタリアンデザインの共演は、かなり魅力である。
そこであえてコラボの妙としてランキングするならこちらを第1位としたい。チャコールグレーのスーツにバシッと合わせたい1本だ。そして第2位はゼニスとレンジローバーの「エル・プリメロ レンジローバー ヴェラール」だ。
第3位は、IWCとメルセデスAMGの「インヂュニア・クロノグラフ・スポーツ “50th アニバーサリー・オブ・メルセデスAMG”」とする。この2本もほかのモデルにはないアンダーステイトメントさが好印象だ。
■Z世代向けのコラボスマートウォッチも進化
というのが、いわゆる機械式時計でのコラボだが、すでに時代は令和。Z世代向けとも思われるスマートウォッチのコラボも進化している。例えば、2022年11月1日から BUGATTI SMARTWATCHES JAPAN 公式サイトで受注販売をスタートした「Carbone Limited Edition」(カルボーヌ・リミテッドエディション)がそれ。
ブガッティの世界観をそのままスマートウォッチにした世界初のカーボンファイバー製で、日本限定50本、価格75万円となる。ブガッティとヴィータ・ウォッチ(VIITA Watches)社が共同開発したシロモノだ。
実はこれは第2弾で、第1弾モデル「BUGATTI CERAMIQUE EDITION ONE」(ブガッティ・セラミーク・エディションワン)がある。その名のとおり、セラミック製で価格は45万円。素材の違いから重量はセラミック版の108gから94gと、約13%も軽量化されている。このあたりのこだわりはまさにスーパーカー感覚でおもしろい。
■『頭文字D』『MFゴースト』コラボスマートウォッチも!
いずれにせよ、こうしたスマートウォッチとのコラボは今後増えてくると思われるが、最後は少し趣の変わった時計をご紹介しよう。カシオ計算機と漫画「頭文字D(イニシャルD)」「MFゴースト」のコラボモデル、名前は「ECB-2000MFG」で2022年11月11日に発売された。
ストーリーのなかに出てくるトヨタ86GTをモチーフにモータースポーツの世界を表現したものだ。プレミアムカーブランドのコラボ時計もいいが、こうした身近な商品もクルマ好きには気になる。といっても、すでに完売だけどね。
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