その他の都市伝説
●新車の値引きはメーカー直営店のほうが大きい
クルマを購入する際に重要なポイントになるのが価格と値引き率だ。この値引きに関しては、昔から「メーカー直営ディーラーのほうが別会社経営店より大きい」という都市伝説がある。
この都市伝説はある面で正解と言える。クルマを販売するにあたって、車体本体の他に移送や各種サービスなどのコストが加わるが、こうした点においてメーカー直営店が有利なのは間違いない。都市部はともかく、地方では移送コストも直営店と別会社で差が出てしまうのは事実だ。
つまり実際の交渉では、メーカー直営店のほうがより大きな値引きを期待できる。とはいえ、購入後のメンテナンスやリセールなどにおいて地元企業が経営する販売店が有利になるケースも多く、値引き率だけで購入店を決めるのは早計なのもまた事実だ。新車を買う際はくれぐれも慎重に考えたい。
●青いクルマは事故率が高い
かつて出版されていた色に関する本での記述が発端となって広まった都市伝説に「青いクルマは事故率が高い」がある。この本には実際のデータも引用されていて、青いクルマの事故は他の色に比べて多かった。
「やはりこの都市伝説は真実なのか!」と、思いたくなるかもしれないが、事故データが収集されたのは50年近く前の海外であり、現在の日本とは大きく交通事情が異なっている。
とはいえ青いクルマは黄色や白のクルマに比べて見にくくなるのは本当のこと。だから事故率は高くなるのも当然と言えば当然だが、それよりもドライバーの注意次第で事故率はいくらでも変化する。また、青いクルマに乗ったドライバーが単独事故を起こした場合、明らかにそれはクルマの色のせいではない。
事故の原因とクルマの色に相関関係があるというのは昔から言われているが、それよりも運転者や歩行者の注意不足が原因になることのほうがはるかに多い。だからあまり気にせず、好きな色のクルマに乗ろう。そして安全運転を忘れずに。
ここまで見てきたように、クルマにまつわる都市伝説は意外なほど多く、今回紹介していないものもたくさんある。皆さんは、どんな都市伝説を聞いたことがありますか?
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