やっぱり「マツダロータリー」は最高! 元FC型RX-7&RX-8オーナーのBC編集部員が熱く語るREの「極上フィーリング」

■REは「回転運動を回転運動につなげる」のがレシプロとの違い

RX-8は初期型が250ps/22.0kgmだったのに対して、後期型では逆にパワーダウンして最終モデルでは235ps/22.0kgmに
RX-8は初期型が250ps/22.0kgmだったのに対して、後期型では逆にパワーダウンして最終モデルでは235ps/22.0kgmに

 かつてREの開発エンジニアの取材をした時に「レシプロエンジンは上下運動(ピストンの動き)を回転運動(プロペラシャフトの動き)に変えますが、REは回転運動を回転運動につなげるんです」と言われて、妙に納得した覚えがある。だから雑味がなく澄んだ感触になるんだなぁと。

 私が所有していたRX-7アンフィニI型は185ps/25.0kgmで、最終のIV型では215ps/28.0kgmまでパワーアップした。RX-8は逆に250ps/22.0kgmからスタートし、最終モデルでは235ps/22.0kgmにパワーダウンするという珍しい経緯を辿っている。

 確かに、RX-8に乗っていた時は到底250psもあるようには思えなかったが、そもそもREはパワーではなくフィーリングを味わうものだと思っているので、普通のクルマより少し速ければOK。その条件は満たしていた。

■ハタと考えてみた「REならではの魅力」とは?

RX-7後期型モデルのリアビュー。初期型は185ps/25.0kgmだったのに対し、1989年4月のマイチェンでタービンが改良を受けて205ps/27.5kgmに
RX-7後期型モデルのリアビュー。初期型は185ps/25.0kgmだったのに対し、1989年4月のマイチェンでタービンが改良を受けて205ps/27.5kgmに

 REの魅力はなんだろう? と改めて考えてみると、私の場合、実はエンジンそのものより小型、軽量のREだからこそ可能になるパッケージに惹きつけられていたのだと思う。

 REのスムーズな回転フィールと甲高い音も気持ちいいのは確かだが、もうちょっとトルクがあって、音もズ太さが加味されたものが好み。だから私にとっての生涯最高のエンジンは初代NSXのV6DOHCのVTECで、REではなかったりする。

 でも、REスポーツが購入できる価格で存在すれば迷わず買ってしまう。RX-7はスタイルで、RX-8はスポーツカーなのに4ドア4シーターだったことが決め手になった。どちらもFRだったから、という理由ももちろん大きい。

 しかし、だからと言って、両車がREではなく普通のエンジンだったとしても買っていたかというと、それは怪しい。いや、買っちゃったかもしれないが、競合他車との比較検討をグズグズやって、迷いに迷ったはず。この2台のように「指名買い」はできなかっただろう。それは間違いない。

■超スムーズな回転フィール、このオンリーワンこそREの醍醐味

RX-8が搭載していたNAのロータリーエンジン、RENESIS
RX-8が搭載していたNAのロータリーエンジン、RENESIS

 つまり、REは「特別」なのだ。なんたって回転運動を回転運動に繋げちゃうエンジンはREだけ。超絶スムーズな回転フィールは逆にいえば味が薄いとも言えるし、低速トルクは物足りないし、燃費のことは家族には内緒にしておかないといけないし……と、いろいろと難儀な面もあるのだが、オンリーワンというのは、そんなマイナス要素を場外に放り投げる圧倒的な説得力がある。「普通のエンジン、リングアウト負け」なのである。

 RX-7もRX-8も、改良されるたびにどんどんよくなっていくクルマだった。特にRX-8の最終型なんて初期型とは別モノ。走りはもちろん、見た目もどんどんカッコよくなったものだから、RX-8からRX-8への買い換えも当時は真剣に考えていた。

2011年11月に2000台限定で発売された最終型の特別仕様車、RX-8スピリットR。ノーマルに対し、内外装の専用装備が与えられているのが差異となる
2011年11月に2000台限定で発売された最終型の特別仕様車、RX-8スピリットR。ノーマルに対し、内外装の専用装備が与えられているのが差異となる

 きっと、生まれたばかりの新しいREも今後、大きく成長していくのだろう。PHEVのREスポーツができる可能性だってある。もしそんなクルマが本当に登場すれば、また「指名買い」しちゃうような気がする。

【画像ギャラリー】発電用とはいえ復活を果たしたロータリー! FC型RX-7&RX-元オーナーが熱く語るロータリーの「超絶スムーズさ」とは?(18枚)画像ギャラリー

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