■コンパクトカー
日産からノートが2018年登録車の販売台数ナンバーワンという発表があったため、「なんでアクアが1位?」と思われる方に説明しておくと、ベストカーではハイブリッド車と内燃機関のみ車で集計を分けている。そのため、今年もアクアが1位となった。
ノートは合算すれば13万6281台となるので「車名」ではトップとなる。
上位6台は去年と同じランキングとなっている。ソリオは僅差でランク外となり、代わりにガソリンエンジンのノートが10位に食い込んだ。
2019年は、ヴィッツからヤリスになること、フィットのフルモデルチェンジをベストカーは予想しており、このあたりが順位に大きく影響を与えるだろう。
■セダン・ハッチバック・ワゴン
去年は集計していないが、SUVやコンパクトと比べて少し地味なジャンルになってしまったセダンとハッチバックとワゴンを一緒に集計した。
プリウスの1位は盤石で、2位以下が混戦になるかと予想されたジャンル。新型クラウンが好調で、6月登場にも関わらず2位。3位にはなんとEVのリーフがランクイン。
マイチェンすらほとんどしていない日産はともかく、2017年9月にシビックを投入するなどしたホンダからのベスト10入りがシャトルハイブリッドのみというのがなんとも寂しい。走り以外に何か一芸がないと、トヨタに太刀打ちできないカテゴリーのようだ。
2019年はカローラスポーツが入ってくるだろう。新型マツダ3がどうランキングを引っかき回すのか注目したい。
■ミニバン
2017年はセレナが1位だったが、2018年は僅差でヴォクシーが首位に立った。
セレナはずばり、e-POWERの追加によりガソリン車の販売台数が減った形だ。e-POWERとガソリン車を合算すれば9万9865台となる。アルファードは2017年から30%以上数字を伸ばして躍進。ヴェルファイアは少し数字を落としたが、アルヴェル全体で見ると数字を伸ばしている。
ステップワゴンはハイブリッドモデルが追加され、そちらが数字を伸ばしたこともあって販売台数が減ったのか、今回はランクダウン。シリーズ全体では5万6872台となる。
2019年は大きな動きもなく、営業力勝負となりそうだ。
■SUV
C-HRハイブリッドが大きく数字を落とし、ハスラーが首位に立った。
ハリアーも数字が落ち、ヴェゼルハイブリッド、CX-5、エクストレイルが繰り上がった形になる。CX-8、クロスビー、ランドクルーザープラドは去年ランク外だったが今年はランクインした。
3列シートのCX-8にデカハスラーのクロスビー、悪路に強いランドクルーザープラドが新型になったことなど、個性的なSUVが増えたことがC-HRやハリアーの数字が落ち着いた要因かもしれない。
2019年はジュークがフルモデルチェンジされe-POWERが追加されたら面白い。また、RAV4登場がCX-8の販売台数にどう影響を与えるか注目だ。
■スポーツ>
2017年10月登場のシビックタイプRが1年フルで販売された結果6位へと躍進。86、ロードスターはともに数字を落としたが、86の下がり幅が大きくロードスターがトップに立った。レクサスLC500hが発売から時間がたち台数を落とした結果、GT-RとフェアレディZがランクイン。
2019年の注目はスープラ。かなり戦略的な価格設定がされると予想しており、登場していきなりこのカテゴリーの首位に立つ可能性もある。
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