2035年に向けて、これからますます増えていくであろうバッテリーEVや燃料電池車などの電動化車両。クルマが増えれば当然、修理や整備などの案件も増えていくだろう。しかし、既存の整備工場のおよそ55%が電動化車両の修理には非対応だという。来るべき電動車社会はどうなる!?
※本稿は2023年1月のものです
文/片岡英明、ベストカー編集部、写真/Adobe Stock、メイン画像/alexanderuhrin@Adobe Stock
初出:『ベストカー』2023年2月10日号
■次々と登場する新技術への対応が課題
クルマのテクノロジーは進化し続けています。そんななか、既存の整備工場の55%が電動化車両の修理は非対応、つまり修理できないというデータが発表されました。後継者問題とともに新技術への対応は深刻な問題ですね。
(TEXT/ベストカー編集部)
●片岡氏のコメント
エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車が登場して以降、整備や修理が難しくなってきている。電動化が進むと、新しい技術や知識が必要だし、検査のための専用機器の導入も不可欠だ。バッテリーEVや燃料電池車が多くなれば、さらに深刻で、お手上げになってしまう民間の整備工場が増えるだろう。
新しいパワートレーンに対応できるスキルや情報を持っている整備士はひと握りしかいない。後継者を育てたり、再教育することが重要になってくる。また、新たな設備やツールへの投資も必要だから補助金を出してサポートしないとダメだよね。整備情報を共有化できるプラットフォームの開発も必要だろうね。
(TEXT/片岡英明)
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