軽EV日産「サクラ」販売絶好調!! 実際に長期間使ってみたら足りないところが……ない!! なかった!! いいぞサクラ!!!

■乗りやすさや安心感はふつうのガソリン軽を凌駕!

サクラを試乗中の国沢氏。その乗り心地のよさと安心感に思わず表情もほころんでいる
サクラを試乗中の国沢氏。その乗り心地のよさと安心感に思わず表情もほころんでいる

 乗り心地は素晴らしい! 連続して10時間くらいハンドルを握った時もまったく疲れなかった。重い電池が車体の中央の下に搭載されているため、前後の重量バランスがよく低重心。クルマの理想型のような姿になっている。

 したがってカーブでのロール感や安心感などは普通のエンジン付き軽自動車を圧倒。やがて重心高い軽商用バンも電気自動車になるだろうが、凄く乗りやすいと思う。

 充電は基本的に自宅で行うことを強く推奨しておく。家庭用の200V普通充電だと1時間で3kWh近く入る。3時間ならおよそ9kWh。80km走れてしまう。1日の走行距離30kmにつき充電1時間というイメージでいいだろう。

 どういった使い方をするかは人によって違うだろうけれど、1日30km走行する場合、3日に1度充電するだけでいい。ガソリンスタンドに行かなくていいから便利。

■200V充電装置は2万~3万円の予算で

普段使いからも「サクラの満足度は高い」とお墨付きを与える国沢氏
普段使いからも「サクラの満足度は高い」とお墨付きを与える国沢氏

 200V充電装置は、極端なことを言えば3000円以下で買える屋外用200Vコンセントと電線があれば、どんな家庭にでも設置可能。日産ディーラーに頼むと高価な中間マージンを取る業者を紹介されてしまうので、普通の電気屋さんに頼めばいいと思う(電気工事の資格ないとコンセントの設置はできない)。まぁ2万~3万円もあれば取り付けられるだろう。

 遠くに行く時は急速充電器も使える。大ざっぱに言えば、半分くらいまで30Aで入り、そこから”中速”充電器くらいの速度になる。電池残量2%から30分急速充電して65%くらいになった。本来なら急速充電器は50A。30分で25kWh入る性能を持つ。

 一方、サクラの電池って20kWh。30分で65%だと13kWh分しか入っていない。急速充電器の性能の半分しか使えない計算。

 基本は自宅で充電すれば何ら問題なく使えると思う。グレード選びだけれど、安価なほうのグレードで充分。オプションの充電ケーブルは高価なので、100Vと200V両方で充電できる社外品を買ったらいい。

 いずれにしろサクラの満足度、非常に高いと思う。肝心の電池の寿命は、10年/10万km走って新車の80%をイメージしておけばいい。1日80kmくらいまでの使い方だったら問題ないかと。

【画像ギャラリー】COTYイヤーカーを受賞した日産の軽EV「サクラ」は普段使いでも満足度は高かった!(26枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

新型プレリュード仮想カタログほか、スポーツカー好き大歓喜情報満載!ベストカー12月10日号発売中!!

 ベストカーWebをご覧の皆さま、ちわっす! 愛車がどれだけ部品を交換してもグズり続けて悲しみの編集…