愛車長持ち術の盲点!! 滅多にやらない下回り洗浄こそ長生きの秘訣

数百円のコースでもOK こだわるならば数万円のコーティングも

 「クルマの下回りを洗う」となると、ハードルが高く聞こえるが、ガソリンスタンドの自動洗車機でもメニューが用意されているし、ディーラーや洗車専門店に依頼したり、高圧洗浄機などを使用して自分で行うこともできる。自動洗車機ならば数百円程度で手軽だが、仕上がりの質を求めるならば、やはりディーラーや専門店にお願いしたほうがよいだろう。きちんとリフトアップして、プロが目視しながら高圧洗浄をしてくれるが、作業費は数千円ほどかかる。

 洗車専門のプロショップには、錆を防ぐアンダーコート商品もある。専用クリーナーで汚れを落としたあと、高圧スプレーで洗浄し、手塗りでアンダーコート剤を塗布してくれる。アンダーコート剤の成分は硬質ワックスであり、金属表面にしっかりと密着するため、錆予防効果が高いとされる。ちなみに某コーティング&洗車専門メーカーでは、1万5000円~2万円程のプライスが付いていた。

 自宅に高圧洗浄機があればよいが、街中の(自分で洗う)洗車場の洗浄機を使うことでもできる(筆者の住む地域にもある)。こちらも数百円で利用が可能だ。冬の終わりに、手が届く範囲でざっと洗浄をかけておくだけでも違ってくる。もちろん完璧な防錆対策ではないが、これだけでもクルマへのダメージは変わってくる。

高圧洗浄機があればDIYも可能。機材は手洗洗車場に備え付けられていることが多く、数百円で利用できる(PHOTO:Adobe Stock_k_samurkas)
高圧洗浄機があればDIYも可能。機材は手洗洗車場に備え付けられていることが多く、数百円で利用できる(PHOTO:Adobe Stock_k_samurkas)

防錆処理は施されているが、絶対に錆を防げるものではない

 もちろんクルマには錆の発生を防ぐよう、構造(防錆処理のしやすい形状など)や材料(シーリング材など)、工法(メッキなど)などを工夫するなどで、防錆処理が念入りに施されている。とはいえ、使用環境によるところもあるため、絶対に錆を発生させないことはできない。最後にクルマを守るのは、ドライバーの心がけだ。ぜひこの時期は、いつもの洗車にひと手間加えて、下回りも手入れしてほしい。

【画像ギャラリー】この時期は特に必要!! クルマの下回り洗浄の重要性と、お手入れ方法(6枚)画像ギャラリー

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!