トヨタ 新型クラウンデビュー半年ガチ評価!! 見た目変わっても走りにらしさ健在

■橋本洋平氏の評価は?

激変したスタイルにも走りにも進化を感じる
激変したスタイルにも走りにも進化を感じる

 これは比べるのもおかしなくらい別グルマ。FRからFFベースの4WDになったことがまずは大きいが、実は4駆化されたことでスロットルでの操りやすさはなかなか増している感覚がある。

 そこに21インチと4輪操舵が入り、キビキビとした身のこなしを展開。ともにこれまでにないリニアさ極まる応答を生み出すが、そこが違和感なく仕上げられているところが好感触。

 そして何よりクロスオーバー化したことでストロークも充分に確保。ここが心地いい。2.5Lは印象薄いが、2.4Lターボのトルクフルでダイレクト感ある走りは爽快だ。

●橋本洋平氏の採点簿
・エクステリアデザイン:120
・インテリアの質感:120
・先進的テクノロジー度:150
・パワートレーンの評価:150
・操縦性能の評価:200
・乗り心地の評価:180
・コストパフォーマンス:150
・総合進化度:150

■渡辺陽一郎氏の評価は?

渡辺氏は後席の足元空間の広さを改めて評価
渡辺氏は後席の足元空間の広さを改めて評価

 2021年のクラウンの登録台数は、1990年の約10%まで落ち込んだ。減り方が激しく、今後もクラウンを存続させるためクロスオーバーへ発展したという経緯がある。内装の質感を高める余地は残すが、居住性は快適だ。後席は座る位置が少し低いが、足元空間はとても広い。

 売れ筋の2.5Lハイブリッドは時折4気筒の粗いノイズを発するが、通常時の走行は静かで滑らか。全車に4WDと後輪操舵が採用され、安定性も優れ、乗り心地は低速域では硬めながら不満はない。セダン特有のフォーマルな雰囲気は乏しいが、居住性や走りはマル。

●渡辺陽一郎氏の採点簿
・エクステリアデザイン:95
・インテリアの質感:85
・先進的テクノロジー度:120
・パワートレーンの評価:140
・操縦性能の評価:125
・乗り心地の評価:110
・コストパフォーマンス:120
・総合進化度:120

●トヨタ クラウン主要諸元(クロスオーバーRSアドバンス)
・全長:4930mm
・全幅:1840mm
・全高:1540mm
・ホイールベース:2850mm
・車重:1920kg
・エンジン:直4、2.4Lターボ
・最高出力:272ps/6000rpm
・最大トルク:46.9kgm/2000~3000rpm
・モーター出力/トルク:F82.9、R80.2ps/F29.8、R17.2kgm
・トランスミッション:─
・WLTCモード燃費:15.7km/L
・価格:640万0000円(価格帯:435万~640万円)

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