発売から半年が過ぎ、街中で姿を見かける機会も増えてきたトヨタ 新型クラウン。そんな新型クラウンは駆動方式は4WDのみの設定であるものの、パワーユニットは2種類用意されている。1つは従来式のTHSを採用した2.5Lのハイブリッド。もう1つは「デュアルブーストハイブリッド」と名乗る2.4Lターボのハイブリッド。あなたがクラウンを買うならどちらを選択する?
※本稿は2023年2月のものです
文/ベストカー編集部、橋本洋平、写真/ベストカー編集部、トヨタ
初出:『ベストカー』2023年3月10日号
■2.5Lハイブリッドには新しさを感じない?
新たな挑戦が一瞬で伝わってくるデザインのクラウンクロスオーバー。21インチタイヤの採用やリア操舵など走りも見どころ満載。けれども、初めて触れた時にパワーユニットだけは新しさを感じることがなかったのも事実。
それもそのはず、GグレードとXグレードに搭載された2.5Lシリーズパラレルハイブリッドは、自然吸気エンジンに2つのモーター(4駆なのでリアにはもうひとつモーターがあるが)と動力分割機構(遊星歯車)の組み合わせによる電気式無段変速機を搭載。
磨き抜かれてきたとはいえ、いわゆるTHSであることに変わりはない。おかげでWLTCモード燃費は22.4km/Lを達成している。
だが、アクセルの動きがダイレクトに展開されないラバーバンドフィールがあり、そこがとても惜しい。あんなに斬新でも、やっぱりTHSってこうだよね、というわけ。もちろん、燃費や価格を求めればこれはこれでアリな選択だが……。
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