もはや無法地帯……国が電動キックボードを許可した理由が衝撃

もはや無法地帯……国が電動キックボードを許可した理由が衝撃

 有識者の懸念もガン無視でゴリ押しされている電動キックボード。突如解禁された電動キックボードはあまりに危険な状態。それでも日本は国を挙げて推進しているのはいったいなぜなのか?

※本稿は2023年2月のものです
文/国沢光宏、写真/Adobe Stock、ベストカー編集部(メイン画像=ButterflyEffect@AdobeStock)
初出:『ベストカー』2023年3月10日号

■偉〜い議員サンたちが思いついちゃった!

日本では7月から16歳以上なら免許不要かつヘルメットは任意で乗れる。危なすぎる!!
日本では7月から16歳以上なら免許不要かつヘルメットは任意で乗れる。危なすぎる!!

 電動キックボード解禁への動きは急に出てきた。自転車ですらコントロールできない日本の警察が、さらに危険な電動キックボードなんかよく認可する気になったモンですね、と思っていたら、どうやら「MaaS議員連盟マイクロモビリティPT」という国会議員たちが突如思いついたことらしい。

 この団体の座長は、統一教会の問題で経済再生担当大臣を辞任した山際大志郎氏。超有力者です。

 どういった経緯か不明ながら、突如「解禁だ!」ということになる。当時は自民党幹事長だった甘利氏というさらなる実力者がバックに控えていることもあり、警察も逆らえなかったことだろう。

 専門家の意見などもまったく聞かず、解禁に向け突っ走り出す。そんなことから、どんな反対意見が出てきたっておかまいなし。国会議員って凄いパワーですね~。

 ちなみに課題は山積! 自転車ですら努力義務になったヘルメットは単なる「推奨」。対人保険は強制加入になるようだけれど、入っていない時の取り締まりをクルマやバイクのようにするかとなれば、大いに怪しい。

 海外からの観光客がクルマなどと接触して傷を付けた時だって帰国されたらおしまいです。国会議員のゴリ押しだから警察も「そらみたことか」でしょう。

【画像ギャラリー】どうせどっかの利権絡みでしょ!? とナナメに見ずにいられない!! 電動キックボードなぜ解禁!?(7枚)画像ギャラリー

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