■三菱とアルファロメオでクロスオーバーのスポーツクーペを作ってほしい!(片岡英明)
三菱は1917年に初の乗用車、三菱A型セダンを製造しているが、これはフィアットの乗用車を参考に誕生したものだ。また、三菱はフィアットと協業の形でピックアップトラックの製造に乗り出したことがある。クライスラーとも親密な関係にあった。
そこでスポーツモデルを得意とする、フィアットグループのアルファロメオとタッグを組み、新世代スポーツカーの開発に乗り出せばいいと思う。三菱はターボ技術に秀でているだけでなく、電動化技術に長けている。EVやプラグインハイブリッドの技術を用いて魅力的なスポーツカーを作れるだろう。
また、電子制御4WDの4WDシステムも数多くある。4輪接地荷重や制動力配分、4輪スリップなどを統合制御する三菱自慢の「AWC」技術を駆使すれば、最適な駆動力配分を行えるし、気持ちいい走りのクルマも作れる。
アルファロメオは、操る楽しさや官能的な音色のエンジンを生み出すのが得意だ。デザインセンスもいい。刺激的な走りを見せるが、三菱の技術が加われば、さらに輝きを放つはずである。e-エボリューションを超えた痛快なクロスオーバースポーツクーペの誕生も夢ではない。サーキットだけでなく、ダカールラリーでの活躍も期待できる。
■ホンダとレッドブルでF1エンジン搭載のスーパースポーツを作ってほしい!(西川淳)
乗って楽しくなければならないなんて当たり前のことを言ってたんじゃツマラナイ。未来のことを考え過ぎてもハジマラナイ。というわけでいい最新スポーツカーの条件は何か。そこに現代らしい物語があるのか? に尽きます。そのクルマがクラシックの領域にさしかかった時、歴史として語られるような、何か。
スポーツカーにとって最もいい物語のありかはやはりモータースポーツ。フェラーリやポルシェがあれほどの名声を得たのは、長年にわたって継続してきたモータースポーツ活動があればこそ。トヨタGRがル・マンインスピレーションのスーパーカーを計画中というのも同じ文脈。じゃ、ほかの日本ブランドにそういう格好のネタ、ない?
あります、ホンダのF1。あのパワーユニットを何とか使いたい。どこと組むか。これが難しい。スーパーカーは自社ブランド引き上げの良策ゆえ、なかなか外部と組みづらい。
ならばいっそレッドブルにお金を出してもらって、車体は世界一のレーシングカーメーカーでブガッティシロンの開発にも関わり、最近オリジナルスポーツカーを市販したダラーラに任せてしまう、なんてアイデア、面白くないですか?
メルセデスAMGワンの対抗馬。やってほしいなぁ。
■日産と三菱でGT-Rがベースの「パジェロエボ」を作ってほしい!(鈴木直也)
デビュー以来10年以上が経ったのに、後継車の噂ひとつ聞こえてこないR35GT-R。パワーと走りではいまだ第一線級のコンポーネンツを、このクルマだけにとどめておくのはモッタイナイ。
まず、誰でも思いつくのが「今はSUVが売れ線なんだから、SUVのGT-Rを作ればイイ!」という発想だけど、どうも日産本体は腰が重いんだよねぇ。英国日産が半分冗談でジュークGT-Rを作ったけれど、真面目な量産化企画は全然聞こえてこない。
だったら、アライアンスメンバーの三菱が主体になって企画しちゃえばイイじゃん、というのがぼくの提案。
パジェロはランエボと並ぶ三菱のブランドアイコン。かつてパリダカを席巻した“オフロードの王者”というイメージは、まだまだファンの脳裏に鮮明だ。
もし次期パジェロが企画されているとしたら、それは今風にオンロード色を強めたスポーティかつラグジュアリーな高級SUVとなるはずで、そこにGT-Rのパワートレーンを搭載したフラッグシップが存在したら素晴らしいと思いません?
パジェロというブランドをもう一度輝かせるのに、大いに役立つと思うのだがいかがでしょう?
ぜひ、ランボルギーニウルスと世界最速SUVの座を賭けたバトルを演じてほしい。
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