ホンダディーラーほとんどにナンバー付のZR-Vが配車済み!! すでに試乗したという人も少なくないハズ。でも一般に正式販売後にナンバーを付与するのが当然のハズだが、まだ今は発売前……一体どういうこと!?
文:小鮒康一/写真:ベストカーWeb編集部
■CR-Vの後継!? ホンダ久々の新規モデルは期待の星
間もなくの発売が予定されているホンダの新たなクロスオーバーSUVである新型ZR-V。
このモデルはヴェゼルよりも一回り大きなボディに、1.5LのVTECターボ仕様のガソリンエンジン。それと2Lスポーツハイブリッドのe:HEVをホンダのSUVとしては初めて搭載したモノで、2022年末に終売となったCR-Vの実質的な後継車となる1台だ。
クロスオーバーSUVでありながら、乗用車のようなスポーティな走り味を楽しむことができるモデル。そのため、すでに多くのメディアでも試乗記がアップされているのを目にしたことがある人も多いことだろう。
また今年の東京オートサロンなどでは、ホンダアクセスや無限が手掛けるアフターパーツを装着したモデルも展示されるなど、カスタムについても盛り上がりを見せている。
ホンダとしても久々の新規車種追加。そしてフルモデルチェンジを含めた新型車としても昨年5月のステップワゴン登場以来ということで気合いが入っていることは間違いなく、多くのホンダディーラーで展示車や試乗車を用意している。
ただ実はこのZR-V、まだ発売前であり、正式な発売日は2023年4月21日となっているのである。
■ディーラー配備は発売後がキホンなのに……試乗車は2022年11月登録
一般的にディーラーに試乗車が配備されるのはそのモデルが発売された後、というのが基本となる。
もちろんメディア向けの試乗会などは発売前に開催されるが、ナンバープレートがなくても走行が可能なクローズドコースが会場となることがほとんどだ。
そして公道での試乗会は正式に発売された後に実施されるのが常で、この辺りはディーラーに配備される試乗車と大差ないタイミングとなっている。
車種によっては発売前に実車を展示する先行展示会や、お得意様をターゲットにした内覧会が開催。実際に車両に触れる機会が設けられるものもあるが、そこでも車両に触れることはできるものの、公道上で走行することは叶わないハズ。
にもかかわらず、ZR-Vに関しては発売前に多くのディーラーに試乗車が配備され、希望するユーザーは当然ながら気軽に試乗することができる状態となっている。
筆者の近所にあるホンダディーラーにあるZR-Vの試乗車をチェックすると、車検ステッカーが2025年11月までとなっていたから、昨年の11月にはすでに登録が済んでいたという計算になるワケだ。
つまり発売の半年近く前から、公道を走行することができるZR-Vが複数台存在していたということになる。
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