日産 リーフが中韓EVに完敗!?　ヒョンデとBYDは装備も価格も納得のデキ

■走りもなかなか！

　走りの実力はどうか。IONIQ5はリーフよりパワフルと感じさせ、瞬発力も鋭い。2WDでも力強い加速を見せ、後輪駆動だから操る楽しさも明快だ。リーフにはない4WDも用意され、懐の深い走りを楽しめる。ワンペダルドライブも重宝した。

　ATTO3は、突出した走りの味わいはないが、コントローラブルだ。初めてBEVを運転する人でも素直な挙動だから違和感なく運転できる。最初に乗った時はインバーターの音が耳についたが、日本仕様は改善されている。

　バッテリー容量はリーフe＋の62kWhと大差ない。電費効率もいいようだ。偏見を持たなければ「韓国、中国勢、恐るべし」とはっきり言える。日本勢の次の一手は!?

■ヒョンデ アイオニック5

　ホイールベースは3000mmと長く、車体の四隅にタイヤがあるプロポーション。58.0kWhのバッテリー容量を搭載。170ps/35.7kgmのモーターは後輪を駆動する。最高出力217ps仕様のモーターを搭載するモデルもあり、こちらはバッテリー容量72.6Wh。前輪にもモーターを搭載する仕様もある。

●ヒョンデ IONIQ5（ベースグレード）主要諸元
全長：4635mm
全幅：1890mm
全高：1645mm
ホイールベース：3000mm
車両重量：1870kg
最低地上高：160mm
最小回転半径：5.99m
モーター出力：170ps/3600-7400rpm
モータートルク：35.7kgm/0-3200rpm
電力消費率：131Wh/km
一充電航続距離：498km
総電力量：58.0kWh
サスペンション：ストラット/マルチリンク
タイヤサイズ：235/55R19
価格：479万円

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