ランエボに初代フェアレディを今こそ!! EV化で乗りたい懐かしの国産車5選

ランエボに初代フェアレディを今こそ!! EV化で乗りたい懐かしの国産車5選

 2023年1月の東京オートサロンにトヨタから出展されたAE86 BEVコンセプト。往年の名車がEV化されたその姿に、EVに味気なさを感じていたクルマ好きからも「そうか、この手があるじゃん!」という声があがった。そこで、ベストカー本誌でもおなじみの珠玉の執筆陣に、EV化したいクルマを訊いてみた!

※本稿は2023年2月のものです
文/国沢光宏、斎藤聡、清水草一、竹岡圭、萩原文博、ベストカー編集部、写真/ベストカー編集部、トヨタ、日産、マツダ、三菱、スバル
初出:『ベストカー』2023年3月26日号

■ドアなしの珍車をEV化!?

ダイハツフェローバギィ。「超小型モビリティ規格で販売すればニーズあるかも」と国沢氏
ダイハツフェローバギィ。「超小型モビリティ規格で販売すればニーズあるかも」と国沢氏

 電気自動車のことをある程度知っていると、電池の搭載場所や航続距離まで考えてしまう。したがって、どんなクルマも電気自動車になるかといえば「そら違いまんがな!」。そんなことから実現できそうなクルマを考えると、ダイハツフェローバギィとかバモスホンダですね。

 この手のクルマならバッテリー搭載場所が確保できる。なかでもフェローバギィは小さいボディながら、充分な電池搭載スペースを確保できそう。

 しかも低重心になるため、クルマとしての安定性だってよくなる。今年のパリ・ダカに出場した電動バギィ、速かったですから。

 ちなみにボディが小さいため、安価なリン酸鉄リチウムイオン電池を15kWhほど搭載することで150kmくらいの実用航続距離になる。そこまで走らなくていいというなら、12kWhくらいだってOK。電池価格は50万円ほど。これを超小型モビリティ規格で販売したら案外ニーズあると思いますよ。(文/国沢 光宏)

■電動四駆で令和のランエボを味わいたい!!

斉藤聡氏は闘う4WDのイメージが強いからエボVIを選出!
斉藤聡氏は闘う4WDのイメージが強いからエボVIを選出!

 ぜひともEV化したランエボに乗ってみたい。古いクルマを復刻させてEVで楽しみたいのではなく、モーター駆動によって進化したランエボをぜひ三菱に作ってほしいのだ。果たしてどんなクルマに進化するのか。エボVIとしたのはスタイルが過激で闘う4WDのイメージが強いから。

 ランエボをEV化したら三菱の持つS-AWD制御をより緻密に実現できるはず。前後にそれぞれ300ps/36kgmくらいのモーターを2基積んで、システム出力500ps/70kgmくらいを発揮……というのはどうだろう。バッテリー容量は100kWhくらい欲しいところ。

 4WD制御は前後の駆動力同調制御やAYC制御を駆使して、エボXの4WD制御をさらに進化。さぞや痛快で豪快なエボができ上がるのではないだろうか。

 バッテリー容量はともかく、ランエボのEV化は決して荒唐無稽な話ではなく、案外現実的なところもクルマ好きの妄想を膨らませてくれる。(文/斎藤 聡)

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