【サイズや製造年月だけじゃない!!】 知れば得するタイヤ表示の見方と注意

温かい日と肌寒い日が交互にやってくるようになった。春はもうすぐそこまで来ているようだ。心機一転、ではないが、タイヤを買い替えてみようか、と考えている人も多いかも知れない。

しかし、ただでさえ高い買い物。まだ大丈夫なんじゃないの? なんて考え出すと、その決心も鈍るというもの。とはいえ、ツルツルのタイヤで事故を起こしてしまっては本末転倒だ。

ふとタイヤの側面を見てみると、数字やアルファベット、様々な記号が並べられていることに気づく。そのタイヤの性能や適切な買い替え時を教えてくれる便利なものだが、見方を知らなければなんの意味もない。

そこでタイヤの買い替えの際に知っておきたいタイヤの表記の見方、またタイヤサイズ変更の際の注意点について解説!

※本稿は2019年2月のものです
文・写真:ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2019年3月26日号


■タイヤの「サイドウォール」に刻印された情報の読み方

タイヤの側面は「サイドウォール」と呼ばれ、そのタイヤに関する様々な情報が刻印されている。

表示はメーカーによってバラバラだが、共通して表示されている代表的なものを6つ、写真付きで解説していきたい。まずは基本的な情報の見方と意味を見てみよう。

●タイヤサイズなどに関する表示

各種の表記の意味は次の通り。

・偏平率(%):タイヤ幅に対するタイヤの高さの比率のこと。
・リム径:ホイール部分の直径のこと。
・荷重指数(ロードインデックス):タイヤが支えることができる最大負荷能力(kg)のこと。94は670kgを指す。
・速度記号:規定条件下で走行できる最高速度のこと。Qは160km/hを指す。

●スタッドレスタイヤ

「STUDLESS」は、スタッドレスタイヤであることの表示。「M+S」は「マッド&スノー」、「オフロードも雪道も走行可能」という意味。「SNOW」表示はJATMA(日本自動車タイヤ協会)の定める冬用タイヤを示すもので、一方、山に氷のマークは「スノーフレークマーク」と言い、欧州の企画で定められた冬用タイヤの認証マーク。

●インサイド・アウトサイド

タイヤの溝のパターンが左右非対称の場合に、タイヤの「内側」と「外側」がわかりやすいよう表示される。タイヤに方向性がある場合、正しい回転方向を示すための「ローテーションマーク」という表示もある(矢印で表示される)。

●スリップサイン位置表示

△マークの延長線上にスリップサインがある。スリップサインの高さは1.6mmで、これがトレッド面(地面と接触する部分)まで露出したらタイヤ交換が必要。実際にはその前からブレーキ時の制動距離が伸びるなど、性能劣化が始まるので早めの交換がお薦めだ。

●プラットフォーム ※スタッドレスタイヤのみの表示

スタッドレスタイヤには、スリップサインの他に「プラットホーム」という、タイヤ溝が残り50%となったことを知らせる突起がタイヤ溝にある。スタッドレスタイヤは50%摩耗すると氷雪路性能が引き出せなくなるので、プラットホームが表れたらタイヤ交換が必要だ。

●製造年週表示

写真右側、ゴムが凹んだ部分の文字列の下4桁の数字が、タイヤが製造された「年」と「週」を表す。4桁の数字のうち、下2桁が西暦の下2桁、上2桁が週を表します。「4018」は2018年の40週目(10月7日から13日)に製造されたことを意味する。なおこれは2000年以降のタイヤについての表記で、1999年以前のものは3桁の数字で上2桁が製造週を、下一桁が製造年(1990年〜1999年)を表している。


【マメ知識】 タイヤの性能以外で注意しておきたいこと。

スタッドレスタイヤを特にホイールセットで購入する場合に注意したいのが「タイヤの外径は絶対に変えない」ということ。

外径の計算方法は、「タイヤ幅(mm)×偏平率(%)×リム径(インチ)×25.4(1インチ≒25.4mm)」。外径の誤差の許容範囲は一般的にはマイナス3%~プラス2%の範囲で、これ以上だと速度計の表示に誤差が生じる。ご注意!

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