ハイブリッドかつ、ひと通りのオプション装備がついて299万円は異次元
パワートレインは、1.8L 直4エンジン+モーターのハイブリッドと、1.8L直4ダイナミックフォースエンジンの2種類。なかでもハイブリッドは、26.2km/L(WLTCモード)という低燃費を達成しており、これはミドルクラスSUVの中でトップベンチだ。しかもこのハイブリッドが、税込259万円(HYBRID G 2WD、2023年4月中旬時点)で手に入る(後述するが、一部改良後は価格改定となる見込みなので、正確には「259万円で手に入った」になると思うが)、もはや異次元といっていい。
トヨタの自動車流通に詳しい担当者によると、カローラクロスで一番人気なのは、最上級グレードの「HYBRID Z」だという。18インチアルミホイールやBi Beam LEDヘッドランプ、LEDテールランプ、電動パワー式の本革ファブリックのコンビシート、シートヒーター、ハンズフリーパワーゲートなど、欲しいオプションアイテムをほぼ標準搭載して、なんと税込299万円。
もちろん、諸費用やオプション品(パノラマルーフは+11万円、9インチディスプレイオーディオは+28,600円)、人気のボディカラー(パール系は+33,000円)を選んだ総額は、300万円を超えるが、日産のキックスやエクストレイル、ホンダのヴェゼルやZR-V、マツダCX-5、スバルフォレスターなど、国産ミドルクラスSUVのライバルと比べても、ダントツに安い。入手に時間がかかることを除けば、現時点でもっともお薦めしたいSUVであり、カローラクロスの人気ぶりは納得の結果なのだ。
一部改良では、GRスポーツの導入も!??
兄弟車である、カローラツーリング/スポーツ/セダンの2022年10月に行われた一部改良での変更点は、エクステリアデザイン変更(バンパー、グリル、ライトパーツ等)、1.2 ターボエンジン廃止(スポーツ1.2Lターボ→2.0L NA、セダン/ツーリング1.2Lターボ→1.5L NA)、インテリアデザイン変更(大型のTFTメーター採用、DA大型化)、スマートキーデザイン変更など。カローラクロスにおいても、同様のマイチェンメニューが用意されている可能性が高い。残念ながら、商品力アップと共に価格アップも行われる見込みだ。ただ、おそらく10~20万円のアップ幅に抑え、他社ライバルよりは優位な位置をキープするものとみられる。
期待したいのが、タイで製造、東南アジアで販売されているカローラクロスGR SPORTの日本導入だ。カローラクロスは愛知県豊田市の高岡工場で製造されており、輸入するということはないはずだが、C-HRのGRスポーツがなくなったいま、ミドルクラス級のGRスポーツSUVに、新たな選択肢が登場してもおかしくはないはず。期待して待ちたい。
【画像ギャラリー】カローラクロスだけじゃない!! 全長4500ミリ以下の国産コンパクトSUVたち(25枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方カローラ系は、形はカッコいいと思うけど。
ダメな点が多い。
・内装がチープ
・後部座席が狭い
・ハンドリング、サスペンションが、かっちり感が無く、ロールが大きい。
・シートが柔らかく、腰痛が出そう。
メリットは、
・荷台が広い
・燃費?
デザインは微妙〜、トヨタと言うだけ。