■「フェード現象」で最悪事故に? エンジンブレーキを使わないことによる危険性
車の速度を落とすときは、エンジンブレーキを使わなくてもフットブレーキで減速することができます。
しかし、フットブレーキばかり使っていると、「フェード現象」や「ベーパーロック現象」が発生するため、エンジンブレーキとフットブレーキを使い分けたり併用したりすることが大切です。
フットブレーキを使いすぎることにより発生する「フェード現象」とは、金属同士の摩擦により速度を落とすブレーキの摩擦熱によってブレーキが効きにくくなる現象です。
さらにブレーキが加熱し、ブレーキオイルが沸騰してしまうと、ブレーキの踏力が低下する「ベーパーロック現象」が起きます。
「フェード現象」や「ベーパーロック現象」が起きないようにするためにも、エンジンブレーキを有効に活用し、フットブレーキと併用することが大切です。
スムーズで安全な運転をするためにも、エンジンブレーキとフットブレーキを使い分けたり併用したりしましょう。
■ブレーキを上手く使うとスムーズな運転ができる! スムーズな運転方法の例
フットブレーキは、ペダルを踏んで制動力を発生させるブレーキです。
ブレーキペダルはアクセルペダルの左側にあり、車の速度を落としたり車を止めたりするときに使います。
フットブレーキを長距離・長時間にわたり使い続けると、ブレーキが熱を持ち先述した「フェード現象」や「ベーパーロック現象」が起きることがあります。
そのため、山道や下り坂などで長くフットブレーキを使い続けることは避けた方がよいでしょう。
車の運転では、エンジンブレーキとフットブレーキと使い分けたり併用したりするのが一般的です。これらのブレーキを上手く使い分けたり併用したりすることでスムーズで快適なドライブが可能となります。
走行中に前の車に近づいてしまったときを例にブレーキの使い方を解説します。
走行中、早めに前の車に近づいていることに気がついた場合は、アクセルを少しずつ戻し、エンジンブレーキを使って緩やかに速度を落とし、近づきすぎないようにします。
しかし、前の車に近づいていることに気がつくのが遅れたり、前の車が減速したりしている場合、エンジンブレーキだけでは前車に近づきすぎたり、追突したりする危険性が高いです。このようなときは、フットブレーキを使って速度を落としましょう。
また、フットブレーキを使うときに一気にペダルを踏み込んでしまうと、急ブレーキになり自車が後続車に追突されることがあります。そのため、フットブレーキはじわ~っと踏み込むようにしましょう。
■エンジンブレーキとフットブレーキを上手く使えば乗ってる人も快適
エンジンブレーキとフットブレーキを上手く使えば、乗員は快適にドライブを楽しむことができます。
しかし、急にアクセルを戻したり、ブレーキペダルを素早く踏み込んだりすると、乗員は不快な乗り心地だと感じてしまうでしょう。
つまり、ブレーキ操作は運転の上手さを決める要因のひとつと言えます。
ただし、前車の急ブレーキや人・自転車の飛び出しなど、一刻も早く止まらなければならないときは、急ブレーキをかけなければなりません。このような非常事態のときは、まず止まることを優先してください。
快適でスムーズなドライブをするためにも、改めてブレーキ操作を見直してみてはいかがでしょうか。
【画像ギャラリー】エンジンブレーキの調整がしやすい!! MT搭載の国産車たちを画像でチェック!(43枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方今の時代、純エンジン車のMT,ATだけじゃなくHVもいれて解説しないと片手落ちな気がする。HVなら回生のために積極的にフットブレーキ使うべきだとおもう。エンブレかけてもあんまり充電してくれない。
メカロスにエネルギーが使われてしまうのが原因なのかなと思ってます。
体感的にはフットブレーキの方が充電が速い気がしています。
PHEV乗ってる方は尚更エンブレ使うのは勿体ないと言わざるを得ません。
そんなのは車校でも習う常識ですね
例えば、マツダのクリーンディーゼル車。無論ディーゼルターボエンジンですからまともにエンジンブレーキなんて効きません。ディーゼル車ですからガソリン車よりも重い。それでもフットブレーキに不安なく山の下り坂で踏みまくれる。まぁ、度を越したブレーキングすればベーパーロックやフェードを起すだろうけどね。
大体今時の山岳道路に緊急退避路が無いし、有っても既に用をなさない状態に。色々と性能向上しているという事。
こういう記事鵜呑みにして渋滞が増えるんだな
チャットCHATの言う通りですよ。
初心者なら教授所で習ってる事だし
運転してれば、こんな記事バカじゃね?とか思えない。
下り坂のシフトダウンはマニュアルでもオートマでも普通にやって事。
こんな記事を公開や頭が硬すぎて偏見が多く見られる記者さんをおいてる
編集部が変わればまともに読む人は戻ってくると思うんですけどね