■ヴェルファイアはスペシャルモデル
新型アルファードとヴェルファイアは、搭載するパワーユニットにも明確な差がつけられる。アルファードは直4、2.5Lのガソリンエンジンと、そのハイブリッドの2種類。ハイブリッドは燃費重視のTHS(トヨタハイブリッドシステム)で、その最新版を搭載する。
一方のヴェルファイアはクラウンクロスオーバーRSやレクサスRX500hに搭載されている直4、2.4Lターボのハイブリッドで、リアをeアクスルで駆動する4WD。
「デュアルブーストハイブリッド」と呼ばれるスポーツハイブリッドで、クラウンではシステム出力349psを表示するハイパワーユニット。ヴェルファイアのパワーユニットはこの一種類だ。
つまり新型ではアルファードが一般的なバージョン、ヴェルファイアがスポーティ&ラグジュアリーなバージョンと明確に分けられるということだ。ヴェルファイアは「Zプレミア」というワングレード設定になることからもそのキャラクターづけがわかる。
遠藤氏の情報によると、初期の生産配分はアルファードが95%、ヴェルファイアが5%というから、ヴェルファイアはかなりスペシャルなモデルということになる。
アルファードのグレード構成は「エグゼクティブラウンジ」「Z」「G」の3種類。エグゼクティブラウンジは本革シートを採用し、2列目シートがセパレートタイプで唯一オットマンも装備される豪華仕様。現行型でも人気のあったグレードで、新型でも継続される。
ZとGは、Zがより上級なグレードとなり、18インチタイヤ&アルミホイールと合皮シート。Gは17インチタイヤ&アルミホイールと合皮コンビシートを採用する。
ボディサイズは全長4995×全幅1850×全高1935mmで、現行型に対して全長が45mm長く、全幅、全高は同じ。アルファード/ヴェルファイアとしては初めてのTNGA構造となることで、走りのレベルも一段と向上することは確実だ。
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