「ルノー・エスパス(初代・2代目)」対「トヨタ・エスティマ」
1984年にヨーロッパ初のミニバンとして登場した初代ルノー・エスパスとはボディデザインが、1991年から1997年の2代目とはフェイスデザインまでそっくりなのが1990年に「天才タマゴ」のキャッチフレーズとともに登場したトヨタ・エスティマ。
エスパスはスチール製モノコックボディにFRP製パネルを貼り込んで軽量化を狙った斬新なモデルで、アメ車のフルサイズバンより少し小さいという意味の“ミニバン”として登場。
いっぽうエスティマも、従来の商用車然としたハイトワゴンから一般的な乗用車的な乗車姿勢を実現した今までにないモデル。さらにエンジンを横に75度寝かせてフロア下に収納したミドシップレイアウトとこちらも斬新だった。
両車ともボンネットからルーフラインにかけてなだらかなアールを描いた独特のボディデザインがよく似ているし、2代目エスパスとはフロントマスクまで似ている。
なんだか、車名も似ていますよね……。
「BMWミニ・ジョンクーパーワークス」対「ダイハツ・ブーン(スポルザ リミテッドパッケージ)」
1959年にイギリスのBMCが生み出し、2000年までの41年間に渡って一度もモデルチェンジすることがなかった歴史的な名車&大ヒット作となったクラシックミニ。クラシックミニと似たクルマは世の中に数多くあるが、なかでも「クルマに詳しくない人なら確実に間違えそう」と思えるのがダイハツ・ミラジーノ&ミラクラシック。
とくにヘッドライトやグリルの形状がそっくりなので、あえてクラシックミニのようにカスタマイズする人もいる。
そしてクラシックミニのみならず、BMWミニにもそっくりなモデルがあってさらに驚く。
ダイハツ・ブーンのスポルザ リミテッドパッケージがBMWミニのジョンクーパーワークスと超クリソツ! もう腰を抜かすレベルで、日テレ春のドラマタイトル「それって●●じゃないですか?」を大声で叫んでしまいそうなレベルである。
スポルザ リミテッドパッケージは、ダイハツ・ブーンの上級グレードである「ブーン・シルク」に設定された、スポーティーな外観へと変更するためのアクセサリーパーツのパッケージ商品。
どうせここまでやるなら「外観」だけじゃなく、エンジンにも変更を加えてほしかった……と思うのだが。だって、そのままでは「狼の皮を被った羊」なんだもの。
筆者が驚いた!! 中国の「そっくりさん」クルマ事情とは
と、ここまで「そっくりさん」を紹介してきたが、私は以前中国に数日間滞在したことがある。初めての中国である。
富裕層にはとくにドイツ車が人気なのは知っていたが、それら以外にもイギリス車や日本車も数多く走っていた。そしてそれらのほとんどのクルマのリアに、漢字のエンブレムが付いていることに気づいた。
現地の方に聞くと、これらは中国生産のクルマなのだそうだ。つまり、本物なんだけど中国生産のクルマ。で、それらに混じって「モロそっくりさん」もかなりの数……。
「中国生産のランドローバーもあるのか!」と思ったランドローバーファンの私だったが、そう思ったクルマはすべて「モロそっくりさん」。もうどれが本物でどれがそうじゃないのか、入り乱れていてかなりの衝撃だったのだ。
それから比べれば今回紹介した「似ている」くらいはまだまだカワイイものなのかも……。
【画像ギャラリー】似ているけど…どれもいいクルマであることには変わらない!!(16枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方記事に無理があるね、コンセプトも用途も違うし、全く似てないしね。
一時期のトヨタの多胎妊娠スタイルはやばかったやろ。国内向けの。