■エアコンの温度は下げるより上げる
それでもドライブ中に窓が曇ってしまった。これが真冬なら、とっさに窓を開けて曇りを取ることができるのだが、梅雨時の曇りは雨天に発生することが多いから、窓が開けられない。
そこで頼りになるのは、やはりエアコンだ。窓ガラスが曇ったと思ったら、すかさず送風モードを「デフロスター(霜取り)」にして、ファンの強さを最強にしよう(自動で最強になるクルマもある)。
この時、注意すべき点は2つだ。まず、空気の内外気の切り替え。窓ガラスが曇る時、車内は蒸し風呂のような状況なので、「外気導入」で外の空気を取り込んであげることが基本。ただし雨が降っている場合は外気の湿度も高いので、「内気循環」を選んで車内の空気を除湿するほうが、効果が早く得られる。
もうひとつの注意点は、温度設定だ。梅雨時に窓が曇ると、温度を低くしてファンの風量を上げようとしてしまいがちだが、これは逆効果。空気は温度が下がるほど保持できる水蒸気量が減るので、含んでいられなくなった水蒸気が窓ガラスなどに結露してしまうのだ。
曇り取りの場合、エアコンの温度は「外気温と同じにする」が基本。普通エアコンの温度は外気温より低い設定になっているだろうから、むしろ温度設定は上げるほうが正解だ。
「永久に曇らないガラス」が発明されればよいのだが、当面それはなさそう。曇り止めのライフハックで、快適なドライブを楽しもう。
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