安全に問題がなくても、あってはならないこと
ダイハツによると、不正行為が判明した後、速やかに審査機関・認証当局へ報告し、相談のうえ、トヨタとも協議。認可対象国への出荷を停止したという。またトヨタ立会いのもと、ダイハツ社内で、不正改造部品を取り除いた正規部品にて、再試験を実施し、定められた基準を満たしていることを確認、報告したという。
前述したフォルクスワーゲンの不正は会社ぐるみで黙認していたという、明らかな不正だが、今回の件は、不正は不正でも、フォルクスワーゲンの悪質さとはわけが違うと推察される。
ただ、安全性に問題はなかったとしても、認証試験を通すために設計と違う加工を施すことは、製造業としてはあってはならないこと。ダイハツのみならず、トヨタグループや協力会社等への影響も計り知れない。今回、国内で販売されており、かつ大人気モデルであるロッキー/ライズにも不正が確認されたことで、問題の深刻度はさらに増した。こうした責任について、どういった最終判断を下すことになるのかはまだ先のようだが、トヨタがどう決着させるかは見届けなければならない。
【画像ギャラリー】側面衝突試験で不正が発覚した、トヨタがタイやUAE、サウジアラビアなどで販売する「ヤリスエイティブ」と、ダイハツがマレーシアで展開するプロドゥアの「アジア」(10枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方VWの不正に関して間違いが散見されます。
欧州⇒アメリカ
NEDC⇒FTP
CO2⇒NOx
不正車両は尿素添加システムを採用していません。
会社ぐるみの不正だったというのは、確定情報でしょうか。
悪いタイトルですね!
私はエンジニアでしたが、頑固ですから、データは受け止めます。
ゴルフも、ダイハツも、部課長、経営者の判断が、これらの結果をもたらし、最終責任もかれらにあると思います。