カローラやシビック…乗れば良すぎるセダンがまだあるぞ!! クルマの世界にも多様性が必要じゃないのか!?

いまやアッパーミドルセダンとなったトヨタ・カローラはセダン回帰にぴったりな一台

クルマの世界は多様性が失われている!! 乗れば絶対いいに決まってるセダンを探せ!
先行投入されたカローラ スポーツの登場から遅れること1年3カ月後の2019年9月にでデビューしたカローラ セダン。低く身構えたスポーティなスタイリングが気持ちの良い走りを連想させる

 65年以上に渡り日本国民のアシとして活躍してきたカローラの通算12代目は、TNGAに基づいたグローバル共通プラットフォームの採用でスポーティなデザインと走る喜びを両立しつつ取り回しの良さといった日本の環境に合わせた専用ボディで登場。

 顧客ターゲットを若年層にまで広げ、好調なセールスを記録している。

 真っ先に目を惹くのは「これがカローラ?」と思わずにはいられないスタイリング。シンプルながらも前後のホイールフレアが張り出したダイナミックな造形でワイドなスタンスを強調したフォルムはカッコいいったらありゃしない。

 内装もインパネを薄型&ワイド化して開放感を演出するとともに、部品の合わせや形状・質感に統一を図ることで上質感を表現、チープな印象は皆無だ。

 パワートレーンは2022年10月に行われた刷新により、優れた燃費性能と走りの楽しさを追求した1.5リッターダイナミックフォースエンジン+ダイレクトシフトCVTと素早く軽やかな発進と伸びやかな加速を実現した1.8リッターハイブリッドシステム+電気式無段変速機の2種類となった。

 他にもToyota Safety Senseの機能拡大やディスプレイオーディオ・T-Connectなど次世代マルチメディアの搭載まで、その充実ぶりは圧巻だ。

 また、日常の使い勝手という点においてもラゲッジルームはゴルフバッグ3個を入れることができ、長尺物が載せられる6:4分割可倒式リアシートも便利このうえなし。

 車両本体価格も199万円から299万8000円とリーズナブルなだけに、セダンへの回帰を見据えている人にはもってこいの一台かも!?

スバル・WRX S4はスポーツ走行から日常の運転までこなせるセダン界の二刀流

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立体的で彫りの深い造形やワイド&ローを強調したフロントバンパーや力強く張り出したフェンダーに勢いのあるキャラクターライン、スポーツサイドガーニッシュで躍動する走りを表現したWRX S4。写真はSTI Sport R/STI Sport R EX

 動力性能・操縦安定性・静粛性・乗り心地という要素に4ドアセダンならではの実用性という付加価値を与えたスバルのAWDパフォーマンスの象徴とも言うべきWRX S4(車両本体価格:400万4000円~482万9000円)。

 躍動感溢れるエクステリアのスポーティさを目にするだけでもクルマ好きにとってはテンションが上がるが、それ以上に心揺さぶられるのは2.4リッター直噴ターボ“DIT”とバルブ制御を電子化したターボシステムを導入だ。

 低回転域でのフラットなトルク特性とターボラグを感じさせない鋭いレスポンスはまさにストレスフリーで、常にドライバーの意志に沿った走りを披露してくれる。

 また、エンジンとの協調制御を最適化して2ペダルのスポーツドライビングを極めたスバル・パフォーマンス・トランスミッション(SPT)も、アクセルやブレーキのペダル操作からドライバーの意思の読み取りを行う優れもの。

 たとえば、シフトダウン時に自動で回転数を上げてるオートブリッピングなどを駆使してシフト操作を行うことで、変速速度の向上とキレのある変速感覚を実現し、まるでMTを操作している感覚も味わうことができる。

 それでいて車両全体のフォルムとホイールベースのバランスを最適化して伸びやかなスタイリングと居住性を見事に両立させているのだから、もはや文句のつけようもない。

 2022年11月に発表された一部改良ではヘッドランプ/室内灯消し忘れ時の自動消灯機能追加とともに、リレーアタック対策としてスマートキーへのスリープ機能及びモーションセンサーの搭載を行うなど細かいアップデートが図られている。

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