今年2023年1月20日、トラックドライバーをはじめ運送事業関係者にとって寝耳に水のニュースが舞い込んできた。国土交通省が令和6年度中を目処に導入するという「高速道路の深夜割引制度」の見直しだ。
東名・東京料金所での深夜0時待ちの渋滞が事の発端で、路上での時間調整をさせないことと、サービスエリアの混雑緩和が目的らしい。
片や「2023年問題」も現実のものとなった。「2024年問題」(年間960時間の残業規制)に先行して、「60時間超残業代は5割増」が4月1日から中小企業でも始まったのだ。
まさに運送業界には試練となるこの2つの問題について、現役のトラックドライバーにしてジャーナリストの長野潤一が斬る!
文/長野潤一、写真・図/フルロード編集部・国土交通省・全日本トラック協会
*2023年3月発行トラックマガジン「フルロード」第48号より