走行距離が少なくても油断禁物なのはわかるけど……タイヤはいつ交換するのが適正なのか?

■筆者は8年落ちスタッドレスに、7年落ちサマータイヤを使用

筆者の愛車の夏タイヤは7年落ちの5部山だそう(xiaosan@AdobeStock)
筆者の愛車の夏タイヤは7年落ちの5部山だそう(xiaosan@AdobeStock)

 最後に、「そんなお前はどうなんだ?」を紹介しておきましょう。

 筆者は駅まで10分くらいの立地に住み、近所に買い物できる店も揃っているのでクルマに乗っても距離はそんなに走りません。職業柄いろいろなクルマに乗りますが、家のクルマは実はあまり乗る機会がないのです。

 冬タイヤは某欧州系メーカーの8年落ち走行3万km弱の6部山で残溝5.5mmほど。小ヒビは目立ちますがゴムはまだ柔らかく、実際に新深雪や圧雪路を走っても「新品当時から少しは落ちたかなー?」程度でFRのメリットをフルに発揮し、楽しくイケイケで走れます。

 夏タイヤはこちらも某欧州系メーカーの7年落ち走行4万km強で5部山の残溝5mmほど。こちらは小ヒビもほぼなく、乗り味も上質なままで、元から高いウェットグリップも変わらず高いまま。まだまだ余裕で持ちそうです。

 私の場合は青空駐車場で直射日光や風雨はそれなりに当たりますが、空気圧管理は指定よりやや高めで徹底し、距離は走らずとも小まめに動かしていること、そして履き替えた後の保管は温度湿度も安定し直射日光も当たらない屋内でしているので、そこはタイヤにとっていい環境でしょう。

 流石に家族も乗るので昔のような10年落ちの廃タイヤを引っ張ってくるようなことはしませんが、このように5年を超えても正しく使っていればまったく問題なく使えるのです。

「残溝4mm、5年落ちで交換」が確かに総じて安全の目安にはなりますが、一方で使い方がよければまだまだ使えるのです。お財布のためにも環境のためにも、ご自身のタイヤの交換タイミングについて今一度考えてみてはいかがでしょうか?

 それでは皆さま、いいカーライフを!!

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