■プリメーラが消えた理由と事情
プリメーラが消えた一番の理由は、1990年代終わりからのSUVやミニバンの大流行の波に、旧来のセダンの販売が押されたことである。
車室内が広く、家族でわいわい移動出来て、乗り心地もまあまあ良い、となれば、当時の3ボックスのファミリーセダンでは勝てる要素がなかったであろう。
コンパクトなボディ、背が低く、乗り心地は固めだがハンドリングは一級品。もはやネオクラシックカーに入りつつあるプリメーラではあるが、機会があればぜひ一度その「一流のハンドリング」を味わってみてはいかがだろうか。
コメント
コメントの使い方初代プリメーラの登場した頃は、まだまだFR信仰が強くて、86も生産中止して2年位でしたし、スポーツカー全盛期でした。
今見ると、FFで素晴らしいハンドリングとパワフルなSRエンジンは名車だと思いますが、FF自体が出始めで、良い評価の割には購入に至る人は少なかったと思います。
同時期のブルーバードのU12がツインカムターボでATTESA付きの名車で、同じ日産で評価が割れたのも残念でした。