トップアイドルとして、そしてレーシングドライバーとして、最近ではチーム監督としても有名な「マッチ」こと近藤真彦氏。そんなマッチが、自身とクルマ、レース、そして歌やお芝居についてベストカーだけに語ってくれる!? まずはマッチが「マッチ」になる前、近藤真彦少年だった頃のクルマとの思い出について語る!!
※本稿は2023年6月のものです
文/近藤真彦、写真/ベストカー編集部、日産自動車、FavCars.com
初出:『ベストカー』2023年7月10日号
■クルマ好きになった原体験
こんにちは、近藤真彦です。毎月10日発売号で連載がスタートするので今後ともよろしく!!
まずは連載の狙いをちょっとだけ話しておこうかな。ファンのみんなはもちろんだけど、ベストカー読者の皆さんにも「マッチってこんなクルマ乗ってんだ」とか感じてもらって、コンサートとか行ってみようかなんて思ってもらえたら嬉しいよね。
じゃあ、さっそく、今回のテーマ「オレのクルマ原体験」。もう50年前の話だけどさ(笑)、初めて「クルマが好きなんだなぁ」と思ったのが小学校低学年の時。
おばあちゃんの家の敷地でさ、オヤジが運転する時に俺をひざに乗せてくれるの。オヤジがブレーキとアクセル担当で俺がハンドル担当。オヤジがブレーキも踏んでくれるから怖さもなくてアトラクションみたいなものよね。
「みぎみぎー!! ひだりひだりー!!」って俺が興奮しながらハンドル切ると、当たり前だけどクルマが自由に動くじゃない? その時にこんなにでっかい鉄の塊が動くのかと鳥肌たっちゃって、そこですっかりクルマに魅了されたね。
その初めてのクルマが日産サニーだったのよ。すごく気に入ってたサニーなんだけどさ、なぜかオヤジがいきなりトヨタのスプリンターに変えた(笑)。
家の前で「真彦、サニーとお別れだな」とかオヤジが言って、うちのサニーが引き取られていく光景が忘れられないのよ。だって小さいながらに悲しくてさ(笑)。スプリンターのあとはグロリアになって、俺の幼少期は日産→トヨタ→日産だったね。
コメント
コメントの使い方マッチが初めて買ったALPINAはC1、2.3ですよ。