■社外シートは減点対象の常連!! 純正シートは絶対に残すべき
そして純正シートも必須級の保存パーツ。シートは1脚10万円以上するものが多く、再販時には、ほぼ全ての認定中古車が純正シートになっている。
故に社外スポーツシートは査定時に大幅な減点を受ける対象となってしまうのだ。
バケットシートやセミバケシートに取り替えて、ドライブを快適にしたいという気持ちはよくわかる。筆者もレカロの愛用者だ。
しかしながら、座り心地が悪い、自分は使わないとわかっていても、純正シートは、残しておいた方が後々のためになる。
これらは保管に場所を取るのだが、査定の大きなマイナスを考えると、残しておくことを強くお勧めしたい。
下取りに出す際にはユーザー自身で部品交換をしなくても、クルマに純正パーツを載せた状態で引き渡せば、大幅減額を避けることができるのも魅力の一つ。
パーツが残っているなら、愛車の査定時に査定士(営業マン)へ「純正部品残っています」と伝えるだけだ。これで要らぬ減点は避けられる。
■エアロは別!? キモは交換が簡単か否かだった
先に挙げたアルミホイール・シートは、「パーツが高価」で「交換が簡単」なものだ。だからこそ保管しておき、下取り車に積んで引き渡す優先度が高いのである。
こうしたパーツとは対照的に、パーツが高価でも交換に手間がかかる部品は、純正パーツを残していても査定の評価が変わらないことが多い。
例えばマフラーのエンドピース、ライトユニット、エアロパーツ、サスペンションといったもの。これらの純正パーツは保管せず、早々に手放してしまった方が良いと思う。
カスタマイズ時に取り外した純正部品を、すべて残しておく必要はない。
カスタマイズが好き、だけどクルマも数年単位で乗り換えたいというユーザーには、査定の核となるパーツ類を覚えておいてほしい。
一方で、クルマを乗り潰すという場合には、純正パーツの保管は、あまり大きな意味をもたないのも事実。自らのカーライフに合わせて、取り外した純正パーツを保管しておくか否かを判断することが大切である。
お気に入りのカスタマイズが原因で、査定結果が悲しくなることも多い昨今。査定アップにつながる純正パーツを残しておくことは、悲しい現実を突きつけられるリスクを大きく減らしてくれるはずだ。
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コメント
コメントの使い方部品交換とは少し違いますが、高額の費用がかかったオールペン(色替え)も査定ダウンですね。お客様としては付加価値が上がったと思ってるでしょうが、オークション相場でも色替え車は大幅ダウン(そもそも入札を控えます)。