KINTO専用1.8Lが燃費最強!? 新型プリウスの悩める3種パワートレーンはどれがベストなの?

■装備の充実度とユーザーの満足度は?

トヨタ プリウスのグレードごとの装備比較(●=標準 ▲=オプション ×=設定なし) ※1.8UはKINTO専用なので一般販売はされない
トヨタ プリウスのグレードごとの装備比較(●=標準 ▲=オプション ×=設定なし) ※1.8UはKINTO専用なので一般販売はされない

 最も安価なグレードは275万円のX(1.8L)で、中級のG(2L)は320万円だ。価格差は45万円だが、このうちの41万円は装備の違いで埋まる。

 Gには、Xに約23万円でオプション設定される8インチディスプレイオーディオ、11万円相当の19インチアルミホイール、7万円相当の上級内装&シート生地などが標準装着される。

 しかもGのエンジンは、筒内噴射とポート噴射を併せ持つ高コストな2L。エンジンとモーター駆動によるシステム最高出力は、Xの1.8Lは140psだが、2Lは196ps。これが価格差の45万円から装備差の41万円を差し引いた4万円で手に入るならGが買い得だ。

 上級の2LハイブリッドZは、価格が370万円でGよりも50万円高い。Zに加わる装備は、緊急時操舵支援機能、スマートフォンを使って車外から車庫入れするアドバンストパーク、電動リアゲートなど多岐にわたる。これらを価格に換算すると合計60万円だが、細かな装備が多く最強の買い得グレードはGだ。

 それでもZの装備に魅力を感じて買いたい時は、充電可能なPHEV・Zも検討する。価格は460万円だからハイブリッドZよりも90万円高いが、PHEV・Zには充電機能以外にアダプティブハイビームや上級ディスプレイオーディオも加わる。

 これらの価格換算額が15万円だから、PHEV・ZとハイブリッドZの実質価格差は75万円に縮まる。

 さらにPHEV・Zなら、申請により経済産業省から55万円の補助金も交付されるため、最終的な差額は20万円に圧縮される。PHEVは動力性能も高く、システム最高出力は223psだ。ハイブリッドZよりもPHEV・Zを選ぶ方がトクをする。

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